9月15日(水)石清水祭。驕るもの久しからず。

 もくもく雲の曇り、ときどき晴れ。19.4℃~28.5℃、59%。9200歩。朝晩は涼しい。

 

 人間と動物の境目とは;

 西欧思想では人間と動物(自然?)の間には厳然とした壁があり、動物(自然?)は人間の為にあるという。これは聖書に依拠しており、神は自分に似せて人間を創り、その後に人間の為に動物(自然?)を創ったとされる。こうして西欧人は自然を次々と征服していき、結局は台無しにしつつあります。

 ダーウィンによれば人間と動物は地続きであって、本質的には同じものです。近年動物行動学によりイロエロなことが分かってきました。道具を使うのは霊長類ばかりではなく、いろいろな動物も道具を使うことが分かってきました。遊びも人間専科ではありません。いろんな動物が遊ぶことが分かってきました。

 これだけは人間だけだろうと思われていた言語の使用も、かなりの動物がコミュニケーションに使っていることが分かってきました。特に哺乳類の大先輩である恐竜の末裔である鳥類には頭のとても良い種がそろってます。オウムやキューカンチョウは人間の言葉をかなり正確に真似しますが、シジュウカラは文法を伴った言語で、お互いに会話していることが分かってきました。

 カラスが頭がいいことは昔から知られていましたが、鳥類ばかりでなくタコなどの軟体動物の知能が高いことも知られてきました。1000以上の名詞を記憶できる犬や、仲間の顔を識別して覚えることが得意なヒツジや、200か所以上に隠した食べ物と場所を記憶できるアメリカカケスなどなど枚挙に暇がありません。

 先入見に囚われず、謙虚に動物の行動を観察すれば、彼らが如何に頭がいいかが分かります。そーでなくては複雑奇怪な大自然の中において生き残り、続いていくことはできなかったでしょう。人間よ驕るなかれ!ってのが大自然からの教訓なんですぅ。。。