薄い雲の掛かった晴れ。21.5℃~30.7℃、39%。真夏日。かな?
バランスシリーズ:
何事もバランスだと言われますが、我々はついついこれを外しがちになります。理想と現実のバランスにおいても然り。現実主義者は理想ばかり求める人をお花畑だと貶し、理想主義者は現実から離れられない者を俗物と非難します。
しかし理想と現実は相まって役に立つんですぅ。なぜなら理想と現実の差分から課題が浮き上がってくるからです。理想だけを追い求めている者にはこの差分が分かりません。また、現実のみを善しとする者にもこれからの課題が分かりません。即ち理想主義者と現実主義者はお互いを補完しながら、未来を見詰める者たちであるべきなんすね。
これには共感と理性が大切になります。共感は人への共感と考えへの共感がありますが、前者は仲間のみを優遇してあんな人たちを排除する欠点もあります。そこで絶えず理性で合理性をチェックする必要が出てきます。また理性の判断はどちらかというとスローで、しかも共感を引き出し難いという欠点もあります。やはりここでも共感と理性のバランスが大切になります。
また社会・経済的にいえば、企業と個人のバランスも必要となるでしょう。企業だけを優遇すると個人が弱ってきて需要が盛り上がらず企業も弱ります。個人のみを優遇すると、生活の大本たる企業の競争力が弱って、個人も弱ります。この辺は市場という神の手に委ねるという古典理論もありましたが、完全に公平な市場という幻想はあるべくもなく、バランスが崩れることが多いです。
ではこのような自発的なバランスの破れをどう補正するのか?それは神ならざる人間では不可能です。神のようなAIの出現を待つか、あるいはバランスの歪を運命と思て受け入れるか?ま、多分後者になるんでしょうね。完全にバランスの取れた世界なんて、夢の中でもありませんから。・・・でもその中で呻吟し、あくまでも理想のバランスを追い求める姿勢は必要でしょう。かな?タハハハ