7月6日(火)拙速と巧遅とは。

 概ね曇り、少しぽつり、一時薄日。22.0℃~29.6℃、74%。7600歩。バスで東京駅方面に進出す。八重洲方面は地上げの工事多し。この辺でレストランやってた友人は新橋の方に移ったですよ。飲食業に厳しい時期でやんす。

 

 完璧主義の陥穽:

 人間としてまず押さえるべきところは、人間は完全ではないということです。。。どんな人でもかならずミスします。例えば野球選手は7割ミスしても3割打者と言って大打者です。(でも、8割ミスする人は平凡な打者となります。)すなわち野球とはミスで成り立つスポーツといってもエエでしょう。。。ですから野球ではドンマイ(Don't mind.)が合言葉に成り得ます。

  例えば、どんな試験でも90点以上取れれば優秀と言えます。医師や弁護士などの国家試験でも100点満点を要求しません。ですからプロの士業でもすべてにおいて完璧という事はなく、何らかの無知を抱えていると言えるでしょう。これが人間の定めです。専門家を100%信用してはいけない所以です。

 という事を考えれば完璧を目指すということ自体が、そもそも誤設定課題なんすね。完璧を目ざして動き出せないよりは、まず行動して、その結果を修正していく可謬主義の方が早く結果を得られます。工学的にいえばフィードバック制御です。これはすべての制御理論の基礎となります。出力と目標との誤差を入力に戻して(フードバック)最適化していく手法ですね。

 以上が、なぜ完璧主義が良くないかの理由です。しかし何事も塞翁が馬の世の中ですから、非常にクリティカルなイッシューに関しては、完璧の上にも完璧を目ざさなくてはなりません。原発運用とか戦争開始とかの失敗したら破滅的な事象は、やってみて修正する訳には行きません。実施する前にうじうじぐだぐだと考え続けて、最終的には実施にまで至らない方がええでしょう。

 ま、何事も一つの考え方に固着しない方がエエようだすぅ。どもっ!