6月28日(月)ビットコインの社会実験とは。

 晴れときどき曇り。20.1℃~29.6℃、50%。5700歩。もうちょいで真夏日

 緑がもくもくと萌え立つ季節♪植木屋さんが刈込で最も忙しい季節です。くちなしの花が寂しげなかほりを発散しておりまふ。今日もオンライン会合。わいわいがやがやと行かないところが、オンラインの大きなデメリットかなぁ?

 

 通貨とは:

 人間社会が発明した最もヴァーチャルな価値体系と言えるです。なにしろその実体は「しんやう」だけなんすから。考えようによっては屁よりも軽い幻想です。昔は希少価値があって壊れにくいものが交換媒体としての貨幣として使われました。その内にその代替えとしての兌換券が使われ、今では金を後ろ盾としない本当の紙切れになっても、国家をしんやうの後ろ盾として流通してます。

 そしてディジタル時代の鬼っ子として、ビットコインが登場しましたよっと。この後ろ盾は電力の膨大な浪費に支えられた、書き換え不可能性のみです。分散台帳に記載されてるところだけがしんやうを担保すると。それ以外に何の後ろ盾もあーりまへん。でもこれが人々の欲望を引き付けて、投機対象となり乱高下を繰り返すと。昔バブリーに高騰したチューリップの球根とかと同じかな?

 このほど南米のエクアドルビットコイン法定通貨にしたと言ふ。もともと自国通貨コロンを使っていたがこれが乱高下するので法定通貨をより安定しているドルに変えた経緯がありまふ。すかすGDPの16%を占める海外からの送金手数料を、ビットコインで低減させようとの思惑が見え隠れしてます。

 エクアドルは様々な製品をドル建ての輸入に頼っているので、ビットコインで送金されてもすぐにドルと交換され、国内での流通は広まらないだろうと予想されます。こうなると送金手数料の低減とビットコイン安定性のリスクとのトレードオフということになり、その安定性を海外の欲望市場に委ねて国内経済は安定するのか!っちゅう疑問とも相俟って、幻想の法定通貨で終わりそうだすぅ。

 流通手段でもあり、富の蓄積対象、投機対象でもある通貨の本質は、ディジタルの時代になって増々混とんとしてきましたねィ。無いと困るけど、あってもその価値の所在が曖昧な通貨って、ホントに不思議な存在ですねィ。