6月27日(日)儲けに偏り過ぎると損をするとは。

 概ね曇り、少し陽射し。21.6℃~26.7℃、62%。台風が東に反れたので雨は降りそうで降らなかった。

 

 バランスとは:

 均衡を保つことです。均衡が崩れるとシステムが破壊されます。近年の日本経済は企業を優遇し過ぎた為に国民の収入が上がらず、ひいてはそれが回り回って企業の首を絞める結果となり労使双方が損をするという結果になりました。何事もやり過ぎはいけませんね。

 江戸時代はこの辺のバランス感覚が優れていて「三方良し」の思想が商道徳を支えてました。即ち売り手良し、買い手良し、世間良しと。自分だけがガメツク儲けても長続きしないということかな?一人当たりGDPは韓国にも抜かれて、どんどん貧乏になるスパイラルに乗ってますが、ケケ中氏だけはオリンピックでもがっぽがっぽです。やんぬるかな!

 現代はグローバルに見ても、儲けた方が勝ちだとばかり金融資本が更におカネを集めて米国ではまさに「1%の金持ちと99%の貧乏人」と言う構図です。ではカネから磁力を消去するにはどーするか?それは経済倫理の復活しかないんですね。

 倫理とは人が人であるために必要な格率ということで、簡単にいうと「相手が誰であっても、人間として他の人間にしてはいけないことをしない」というごく単純な規律です。これは文化、習俗に寄らない普遍的な価値のことで、これを確立しないと文化圏の衝突は回避できません。

 つうことで米中対立の前にまず「隗より始めよ」の理通り、国内において「三方良し」を確立しようではあーりまへんか?そのためには新自由主義的な価値観を捨て、もう少し公共に寄り添った政治が大切です。そーでなくてはパンデミックにも勝てません。江戸時代の人が出来てたんだから、知性の進んだ現代人にできないことがあろーか?いやない。ジャンジャン