6月1日(火)早や水無月なり。ノウと言えない脳とは。

 今日も、もくもく雲の多い晴れ!15.1℃~25.7℃、49%。東京も5日連続夏日なり。

 

 脳は操られるのか?

 脳内の処理については、意識とかの内部処理は未だ五里霧中なれども、入出力のあたりは大分進展してきて、応用も視野に入ってきますただ。いわゆるBMI(ブレイン・マシーン・インタフェース)ですね。

 近年再注目されてるのは脳内にチップを埋め込んで、脳内と外部のマシンが直接やりとりすることです。これにより脊椎損傷で手足がマヒした人が義肢義手を動かせるようになります。また義手のセンサで触った物質の温度や質感を直接脳で受け取ることもできます。こうなると自分の範囲をどこまでも拡張することができ、「自分てなんだ?」の哲学的な課題も浮き上がってきます。

 更に脳内の関連する部位を電気刺激により操ることもできるそーです。例えば側坐核を刺激すると食欲が落ちて、超肥満を改善するとか、アルコール依存症を治療するとか。うつ病も脳の電気刺激で軽減することが分かってきましたが、この治療を受けた患者は「なんだか自分でなくなるような感じがする」といった例もあります。

 画期的な技術には必ず副反応がありますから、脳を操るのは特に慎重を期してもらいたいですね。例えば義足義手を物凄くパワフルにするとサイボーグ戦士ができちゃいますからね。

 脳はアルコールなどの薬物で操ることができますが、直接外部からの電気刺激で操れるようになると、大変なことになりそーです。ヒヤヒヤ

 そーいえば外部から磁気を掛けて非侵襲的に操る実験もありました。体性感覚を磁場で歪めてやると、真っすぐにあるけなくなるんだとか。ま、イロエロと機序が分かるっつうことは、コントロールできると等価ですから、くれぐれも用心が肝要ですぅ。どもども。