5月31日(月)麦秋至。人間の(いや世界の)本質は関係性なり。

 ぷかぷか、もくもく、雲の多い晴れ。16.6℃~25.2℃、50%。一応夏日。早や皐月は過ぎにけるかも。麦秋って聞くと小津さんの映画を想い出す。

 

 人間とは:

 人の間と書きます。すなわち社会的動物たるその本性を表したるものです。仮に人間がこの世界でただ独りになってしもたら、それはもう人間ではありまへん。単なるヒトですね。ですから人間はお互いに相照らし合うネットワークのノードとしてのみ存在可能です。

 このような見地からは、この世の正解と言うのはネットワークの関係性の中での正解ということになります。関係性が変われば正解も当然変化しますから、永遠に普遍的な正解というものはないのですね。ある時代、ある地域でのローカルな正解と言うのはもちろんありますが、それは変転するものだという認識は必要でしょう。

 ですからこのローカルな正解に過剰適応してしまうと、もうその世界の中でしか生きれませんから、少しでも環境が変わるとにっちもさっちも動きが取れなくなるんです。今回のコロナパンデミック下での日本の対応を見ると、このような過剰適応があったのではないかと危惧されます。こういう社会のシンドロームの一つは、前例のないことはやらないという態度だからです。

 今までにやったことがないことをやるのは、その社会でバカと言われる人たちなんすね。官僚がバカになっては困りますから、結局政治家がバカになって今までやっていなかったことに責任を持って挑戦する役割なんです。何でも人のせいにするような人々だったら、それは政治家ではなくして評論家やジャーナリストでしょう。今の日本は真の政治家を待望しちょりもす!きっといるんだよね、どこかでラーメン食ってる草莽の志士が。待望♪