5月27日(木)社会にも美醜はあるのか?

 終日冷雨しょぼしょぼ時に強し、夜に入り雨止む。20.3℃~15.7℃、73%~100%。梅雨前線の上下により寒暖の差が激しいです。

 

 びびびと感じる美とは:

 美にもイロエロな質感があって、絵画や風景などのヴィジュアルな美や音楽の美は分かりやすいですが、数式の美や証明の美などは分かりにくい美ですね。人の言動にも美醜は感じれます。ですから一言では言い難いのですが、美とは価値観の通貨である♪と言えるのかも。人は価値を感じるものに美を感じると。つうことはおカネも美しいのかな?そーゆー人もいるような気がします。

 ですから、人それぞれの価値観に従って、統制のとれた団体行動やマスゲームに美を感じる人や、ばらばらで多様性のある行動や衣装に美を感じる人もいるでしょう。一点の瑕疵もない整った陶磁器に美を感じる人もいれば、割れた茶碗の金継ぎに美を感じる人もおります。きらきらと輝く宝石に美を感じる人も、路傍の変わった石ころに美を感じる人もおります。

 人の価値観が多様なように、美もまた感じる人により多様なのです。昆虫も色彩的な美しさ以外に、人間の価値観によってバイアスされた美醜があります。蝿やゴキブリが美しいと思う人が少ないのも価値観の反映でしょうか。元々大自然は価値観フリーで美醜や善悪などないのに、益虫/害虫とか差別され、害虫が醜く見えるのは人の価値観ゆえのことです。

 とか言っても、人の行動は美醜によって動機付けられますから、できるだけ美しい行為をしたいものです。人々に優しくしたり、弱者を助けたり、隣人を愛したりするのはとても美しい行為だと思いませんか?逆に弱い者、困っている人を虐めたりする行為は極めて醜いです。そう、大都市によくあるホームレスブロック・アートなんかは目を背けるほど醜い構造物です。まさに「排除します!」の象徴ではないでしょうか。緑の都知事に再考を促したいところです。ジャンジャン