7月7日(火)小暑、七夕。あなたの世界は灰色ですか?それとも意味(色?)で溢れてますか?

 曇りときどきパラパラ。25℃~29℃、78%。南風やや強し。雨雲がかすって過ぎた。

 七夕の頃はだいたい天気が悪くて織姫と牽牛は会えません。梅雨だから当たり前かな?

 

 意味と無意味の狭間:分かるとは。

 わっかんな~い!意味な~し。ナーンセンス!良く分かりました。分からないことが理解できた。ヘウレーカ!はたと膝を打つ。この抽象画分かりません。このノイズ音楽って意味あんの?どうしても文意が掴めない。体でナットク!舌で理解できた。

 意味とは何か?無意味とはなにか?こりは哲学的な課題ですね。意味論なんかやってても意味あるの?とか言われそうです。意味とは価値であり、価値は美によって支えられ、その美というのは主観の産物であーる!とかゆってる人もいました。つうことは意味って主観的なのかな?

 最近は数学の証明も自明性からは大分離れて来て、ABC予想の証明なんて世界中の数学者が数年かけてようやく分かったとか。でも分かった人はそんなに多くないです。ましてや一般人は逆立ちしても分からないでしょう。ただ学会とか大御所の権威にすがって、「あの難問が証明されたらしいぞ。すごいね!」とか分かったような、分からないような?専門家でもない限り世の中の事はみんなこのような調子です。専門家だって細分化された専門分野以外は素人ですから、すべての人は権威にすがって分かった積りなんですぅ。

 頭を絞りつくして、脂汗を流しながらうんうん考えて、ふとした拍子に「分かった」というクオリアが脳の深部から湧き上がってくる。このときに「ヘウレーカ!」と叫ぶらしい。でも、ホントは分かってなかったということだって起こりえます。だからアーナンダよ、「分かった」ってナンダ?これはそーゆー気持ちになるだけか?いやいやそがいなことは有りえない。そんなことなら科学技術の発展などありえませーん。人間は合理化する動物ですから、本性的に「理に嵌った」という感性、直観を持ってるんすね。

 でもそこに価値観が介在すると、意味に色を付けたりいたします。益虫とか害虫なんて典型的ですね。虫自体は良くも悪くもなくしてただ単に価値観フリーで存在してるだけなんす。ノイズとかシグナルというのも同じようなものかな?意味があると思ったものがシグナルで、自分にとって無意味に感じるのがノイズなんすね。このような色付けは、あらゆる対象に渡っております。

 つうようなことで、意味自体を考えることはまことに興味深いが、実はあんまし意味が無かったりして。セマンティックスとシンタックスって今後AIの分野でもけっこう重要かも。機械は意味を把握できるのか?はたまた把握できた振りをするだけか?なーんてね。これを考えると、いつもぐだぐだに長くなるから、ではこの辺で。はいさようなら。