5月3日(月)憲法記念日。

 晴れときどき曇り、午後少しぱらぱら。11.4℃~22.8℃、24%。南風やや強し。朝は富士山が良く見えました。

 

 憲法に寄せて:

 憲法は国の大本なんですが、憲法自体についての講演が敬遠されているとか。反して自問党内では改憲の動きが再燃しています。既にいくつかの項目で解釈改憲という似非改憲は実施されてしまいました。憲法が空文化してくると誰も守らなくなります。即ち主権在民、平和主義、人権擁護がないがしろにされるってことですね。これらは安全保障と対立的に無視されていいものではありません。むしろ両立できるようにすることが、民主主義国家に必須の条件でしょう。かな?

 

 とか言ってたら、アメリ憲法常備軍を禁止する規定を、実質解釈で逃れているらしい。その代り民兵をいつでも招集できるように銃規制が緩いと言う副作用があるんだと。ま、どんな国でもある時点の状況で作った憲法がずーっと機能するのかっつう問題を抱えているようだす。でもできるだけあり物で運用しようってのも、歴史的な知恵であります。文書できっちり規定することと、実際の状況に柔軟に対応するってことは原理的に矛盾するからです。

 いくら主権者たる国民に選ばれた政府とは言っても、一つの権力体は国民と一体ではありません。これをイコールと見るのは権力側の詭弁です。権力体(政府や軍隊)は常に監視するシステムが必要なんですぅ。アメリカの建国の父たちはこのことをよーくわかっていたようでがす。でも、銃器の野放しはなんとかしないと、毎年何万人も亡くなっているんすから、自国民を守ると言う観点からはあぶはち取らずかな?アメリカの現時点においては政府の横暴よりも銃器の害が大きいことは明らかです。かな?

 一応日本国憲法でも、形式的には三権分立でお互いにチェックできるようにはなっていますが、これが実質的に機能しなくなっているのが現状です。国民に選ばれた議員により指名された行政の長が立憲の精神を無くせば、実質的に三権を支配することが可能です。ナチスの手口と同じように、どんな手を使っても選挙で多数派を構成し、有事立法で全権を掌握することが可能なのです。有事法制はその足掛かりとなる第一歩でしょう。知らない間に何も説明しない政府になっていたら要注意。そこから茹でガエル現象が開始します。かな?