3月3日(水)ひな祭り。おカネも擬制の一つかな?

 快晴!夕方遠方もやる。3.8℃~11.8℃、28%。北寄りの風やや強し。遠方もやもやの大部分はかっふんのような気がする今日この頃。

 

 現代の徳政令とは:ベスト&ブライテストほど願望に基づく未来を想定する。

 政府の債務が1000兆円を超えると、これをどー返していくのかが気になりまふ。昔の日本では借金がチャラになる徳政令なんかを出してましたが、現代ではそーは行きません。そこで使われるのがインフレなんすね。

 今まで100円で買えてたものが200円出さないと買えなくなるのがインフレです。このばやいはおカネの価値が半減します。インフレ率が1万倍なんて例もありますから、借金も1万分の1に減少します。こりはもう借金をチャラにしたのも同然ですね。

 政府の財政が破綻するのは対外財政破綻と国内財政破綻の2種類があると云ふ。前者は債務不履行(デフォルト)になるが、後者は往々インフレに繋がります。66の主要国について調査した研究がありますが、ほとんどの国がデフォルトしていたと言います。

 20世紀以降の対外財政破綻を見ると,トルコ5回,ポーランド3回,ルーマニア3回,ロシア3回,オーストリア2回,インドネシア4回,インド3回,中国2回、ブラジル7回,チリ7回,エクアドル7回,コスタリカ6回,ペルー6回,ウルグアイ6回,アルゼンチン5回などとなる。19世紀までのヨーロッパでは,スペイン14回,フランス9回,ポルトガル7回,オーストリアハンガリー6回などである。なんか国破産しても山河あり!の観あり。

 国内財政破綻は対外破綻のように大げさにはならず、ひっそりとその国の民を収奪します。汗水たらしてため込んでたお宝を根こそぎ奪い去るんですぅ。日本でも戦後に600倍近いインフレを経験しておりまふ。その手口は、新札に切り替えてその手持ちに限度を設け、残りは貯蓄させて預金封鎖し、その間にインフレを起こすと。インフレの時はブツを持ってた方が有利なんすが、庶民は手持ちの新札しかないから物に替えれません。その間、封鎖されてた預金は藻屑と化してしまうんすね。戦後の各国では千倍以上の超インフレがざらに起きてます。

 お札ってのは一端信用が崩壊すると藻屑になるという現実を、もう少し認識した方がええでしょう。特に政府の負債が1000兆円を超えてる現在日本においては!人は願望において未来を見がちである。ナムナム