2月24日(水)世界は持ちつ持たれつ、複雑に絡み合ってまふ。

 かすみ晴れ。3.2℃~11.9℃、23%。北風やや強し。乾燥が長引き、関東の山沿いでは山火事が発生して、なかなか鎮火しません。カリフォルニアみたいだな?

 

 裏腹シリーズ:アリの知恵。

 新型コロナワクチンばかりではなく、自動車用半導体がひっ迫して、各国で取り合いになっているらしい。単価が安いとはいえ、それが無くては自動車製造ラインが止まってしまうから、米、独、日など各国は政府高官を動かして主要半導体メーカーが多い台湾に圧力を掛けてまふ。

 しかしてその原因は何か?コロナ下の在宅勤務や巣ごもり需要でPC、スマフォなどの需要が増え、自動車メーカーは逆にコロナで需要低下と見込んで発注を押さえたところ、金融バブルで金持ちの需要が堅調だったという読み違えも響いている。

 すかす一番の原因は、自動車メーカーがトヨタ看板方式を採用していることだという。こりは平時には在庫を極小化してコストを抑えられるが、一端事が起きると在庫不足に陥ってラインが止まるという裏腹だったんであーる。(前の東日本大震災の時も部品不足でトヨタのラインが止まりました。)

 このように平時に最適化すると、災害には極めて弱くなります。アリンコは進化の知恵で、常に働かない要員を2割は用意しているという。環境の激変で死活的な事態が起きたときに、種としての力を温存しておく為と思われます。

 大脳を発達させた人類にもこのような知恵が望まれる今日この頃。目先のことに最適化して感染病棟を少なくしていると、いざパンデミックと言うときに、ひじょーに苦しくなります。ここはひとつアリの知恵に学ぶべき時ではないでしょうかっ?・・・とか言ってても、のど元過ぎれば熱さを忘れる国民性ですから、コロナが去ったらまたシャカリキに効率化に走るんでしょうね?タハハハ

 余談:半導体においては各国が台湾メーカーに供給をお願いしている状況ですが、コロナをいち早く抑え込んだ台湾は、ワクチン入手競争において出遅れたと言われてます。そこで車載用半導体の供給とコロナワクチン入手をトレードオフした交渉を展開中だとか。日本にはそんな材料になる有力製品があるだろうか?まことに疑問に存じまふ。アリャリャ