2月25日(木)おサルさんを笑えません。

 薄い雲が多い白っぽい晴れ。1.5℃~11.3℃、20%。とうとう花粉が喉と鼻にきた。鼻水だらだら。寒さも今日が底かな?

 

 朝三暮四とは:価値と時間。

 こりは荘子に出てくる話で、「あるサル使いの親方が栃の実を与えようとして『朝は三つ、夜四つにするぞ』と言うと、サルたちはみな怒った。そこで親方が『それでは朝四つにして、夜三つにしよう』と言うとサルはみな喜んだ」という寓話からとったものです。合計7つ貰えることには変わりないのに、目先しか見えないと早くもらった方が特に見えます。

 価値観と言うのは時間の関数であり、短期、中期、長期で同じ事象でも変わってきます。しかもこれらは結構排他的で、短期では良かったものが中長期では良くなかったり、その逆に短期的には悪いが中長期では良かったということもあります。概して、見方が短期に偏り過ぎると、全体的に悪い結果になることが多そうです。

 元来政治というものは百年の計に沿って、国が衰退しないように運営するものですが、近年公共の民営化が浸透してきて、国の価値観も株式会社的になって、半期、当期の利益を指向する近視眼になりつつあります。そう、今さえ良ければ後は野となれ山となれの思想ですね。国債バンバン発行して、お札を刷りまくっているのは、このような価値観から発しているものと思われます。

 為政者が古代中国のおサルさんみたいになっているのが、今の日本社会ではないでしょうか?アレレ