9月12日(土)鶺鴒鳴、セキレイの鳴き声が聞こえてくる頃。

 雨ときどき曇り。終日25℃前後と涼しいが最低湿度89%と蒸し蒸し。台風になれなかった熱帯低気圧の影響とか。

 セキレイは尾をフリフリして、チチッチチッと澄んだ声で鳴きます。背筋がピンとして綺麗だから背キレイ?北辰一刀流の剣先をフリフリする星眼の構えにも応用されちょりもす。

 

 一寸先は闇?

 ちょっと先は誰にもわっかりませーん!こりは政界だけではなくして、この世界に存在するあらゆる事物に当てはまる大原則であります。ですから科学的原理つうのもすべて過去の現象に属しております。つぎに手を離したら石が上に上ることだってありうるんですぅ。こういう考え方がイギリス経験論にはありました。AIの推論も過去のビッグデータによる深層学習に依拠していますから、やはし過去依存ですね。

 でも、概ね当たればそれで充分だっちゅうことも言えますから、完璧主義にならなけりゃ、過去からの敷衍で生きていけます。コントロールできるところはそれでええです。西欧思想の根本には自然を制御して、人間に従わせようという志向があります。神が自分に似せて人間を創り、人間の役に立つように自然を造ったから、自然を人間に従わせてもええんだい!つう思想ですね。こりは西洋庭園の造作に良く現れております。

 一方、東洋では自然はコントロールできないもの、でその中の人間も自然の一部であり基本的にはコントロールできないものとして共存を図ってきました。山川草木悉有仏性ですね。人間だってホントはまったく先が見えないんです。いつ事故に会うかも知れないし、突然感染症が流行ったりします。実際の話しが一寸先は闇なんです。でも、今日のこの一日がまた明日も続くだろうとの楽観で生きて行くしかないんです。

 つうことで完璧な人生設計で、そのとーりに生きることはとても難しい。身体自体が自然物であり、思いどーりに行きません。思わぬ事態にいかに柔軟に対処できるかが、生き物として生き生きと生きるコツではないでしょうか?アリャッリャッ?