9月13日(日)現象から自殺への飛躍。

 曇りがちな天候。20℃~28℃、75%。久しぶりに過ごしやすい夜。久しぶりに6000歩を歩く。秋近し。そー言えばまだツバメが飛んでました。

 

 現象と実質:

 人間の身体は物質的にいえば常に入れ替わっています。数日で入れ替わるものもあれば、何年かかかって入れ替わるものもあります。だから実質レベルでいえば10年前の自分は既に自分ではありません。

 だが、人間の本性は物質レベルではなくして現象なんですね。水が渦や波を起こすように、分子自体は変わっても作用としての波は存在し伝わります。ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。回り続けるコマがしむのは止まった時です。人間も平衡が崩れれば死みます。

 という意味では、存在の実体は現象にあるといえるでしょう。すなわち物質ではなくエネルギーです。エネルギーが尽きた時に人はしみます。ではいつ尽きるのか?それはこの世界に興味を失った時ではないでしょうか。見るべきほどの事は見つ今はなにも興味なし、という心境でしょうか?

 経済が悪化すると自殺が増える、というのは一面の事実ですが、これは自己責任論により加速されます。社会の状況が悪いのであって、たまたま運が悪かっただけだ。という見方が世間の空気になれば、もう少し時はたおやかに流れるようになるでしょう。

 それゆえ新自由主義者のモットーは「公助、共助、自助」という風に順番を変えて頂きたいと心から思います。仮に武運つたなく敗れても、公がちゃんと助けてくれて再チャレンジのチャンスは必ずあると、政策の事実でちゃんと納得できれば、経済的な理由での自殺は格段に減ると思います。まず自分で立ち直れ!とか圧力を掛けるのは政治のやることではありません。かな?天は自らを助けられない者をも助ける!と言へり。