4月8日(水)満月、スーパームーン♪国民性の話も。

 白っぽい快晴!8℃~20℃、40%。赤っぽい満月が東の空に上がってきた。でっかい!

 

 今日も怖い話し:備忘

 日本集中治療医学会が警告を発す。まず、ドイツ(1.1%)とイタリア(11.1%)のコロナ肺炎による死亡率の違いを分析。ドイツはICU(集中治療)ベッド(人工呼吸器やエクモができる)が10万人当たり30床もあり、イタリアの12床と較べると2.5倍である。これが医療崩壊を防ぎ、逆にドイツは他国から重症患者を受け入れたりしている。イタリアは医療崩壊してICUに入れないまま亡くなる患者が大勢出て、それが死亡率の差となって現れている。と、ここまでが前段です。

 翻って我が国を見るに、ICUベッド数は10万人当たりわずかに5床しかない!医療崩壊したイタリアのわずか1/2である。更にICUの面倒を見る医療スタッフが足りないので、実質的には10万人当たり1床くらいしか稼働できないんだと。ドイツの1/30ですね。つまり重症患者がちょっと増えると、あっという間に医療崩壊してしまいます。

 当該医学会理事長の声明を下記に添付する。

 https://www.jsicm.org/news/statement200401.html

 

 しかしてなぜこのような差ができてしまったのかを考察する。

 ドイツはかなり前から国家の方策としてパンデミック対策に重点を置いていた。そして公費を投入して設備、スタッフの増強を図り、民間任せでなく公共財として充実して行った。翻って我が国は、森派小泉政権以来の民営化の嵐の中、公共資源としての医療施設を競争の中に晒し、儲からないものをどんどん切り捨てて行ったと。短慮なり!その結果、緊急救命医療のかかる衰退を見たのですぅ。ザンネン

 思い返せば、家族、親戚、知人で肺炎で亡くなった人は、ほとんど人工呼吸器を使わないで旅立って逝きました。その時の医師の誘導は「このまま人工呼吸器に繋がれると、しばらくは生きられますが、ほとんど治る見込みがありません。ご家族でよく話し合って下さい。」と。だいたいの家族は、苦しみを長引かせるのは忍びないと延命治療を断ったのでした。ジャン

 まさに公共と民営という問題の縮図のようではあるまいか?一時的に効率が上がったように見えますが、結局は民のためにならんのが民営化かもね。いや、勿論いいところも多々あるんですが、バランスを考えないとね。この極端に走る性向も日本の国民性かも知れませんねぇ。いや、いいとこもたくさんあるんすが。タハハハ