9月4日(土)うやむやにするのではなく、もっと根本的な議論が必要です。

 概ね曇り、たまに細雨。19.4℃~22.9℃、88%。このところずっと夏日にも至らない気温。もう一度真夏日は来るのかな?なんかなつかすい。

 

 言われても出来ないとは:

 コロナ対策について、当初から散々言われてきたのにできないことが大杉です。厚生省が頑固過ぎるのか?というとそーでもなさそうです。でも野戦病院一つできずに、コロナ感染者の多くは自宅放置の状況です。それでソーリまで評判を落として、退陣せざるを得なくなったと。

 これは多分日本の医療システムにおいて、根本的な原因があるに違いありません。政治家もメディアも何も言わないから分かりませんが、朕思ふに民営化が原因ではないかと邪推します。日本医師会は結構な圧力団体にして、政治的にも大きな影響力を発揮してきました。

 ベッド数だけ見ても民間が約70%と大半を占めていますし、医師数もベッドの無い町医者を含めれば民間の比率はもっと高いでしょう。それに医者が競合して共倒れにならないように医師数を増やせません。欧州と比較しても人口当たりの医師数は半分くらいです。

 それに民間だから利益を出さないとすぐに潰れてしまうから、感染症対応には力が入りません。野戦病院を作ろうと思ても、箱はできても医師や看護師が不足するのは目に見えております。つまり構造的に無理なので、感染症対応には何年か掛けて民営化した現状を公共に戻さねばなりません。

 ま、一つには民営化や自助を強調した新自由主義の弊害だとも言われますが、これは医療コストを減らそうとした必然です。国として感染症対応にどれくらいリソースを配分するのか?の国民の合意がなければ、なかなか改善は難しいでしょう。コロナ下の今こそ徹底した議論が望まれます。喉元過ぎれば、熱さ忘れる国民性ですからね。タハハハ