5月20日(金)記憶と実在。

 概ね薄曇りときどき薄晴れ。16.3℃~25.9℃、46%。6300歩。辛うじて夏日。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は3573人で前週より13%の減少、重症者は3人人→16人、死亡7人でした。ゆるく減少中。(重症者は人工呼吸器や人工心肺を使う都の基準だと死亡より少ないので、ICUや高濃度酸素吸入を使う人まで含めます。)

 

 存在の非対称性とは:

 子供が親より早く亡くなることを逆縁といって、親にとっては最大の不幸とされてます。親の方が亡くなるのも寂しいものですが、これは自然の摂理だから諦めもつきます。親孝行の人は親が亡くなると鬱になったりすることもあるというから、子が亡くなると立ち直るのに大変な苦悩に見舞われるのでしょうね。

 世の中には結婚しないとか、結婚しても子供ができない人もおります。子供が亡くなった人と子供がいないという状況は同じですが、過去の経緯が現在に影響しているというのは、記憶の重大性を露わにしています。ということは人間って記憶でできているのかな?いやいや、それなら認知症の人は人間じゃなくなってしまうじゃん。

 知の巨人カントも晩年の5年間は痴呆症になってボケてしまったというから、「終わりよければすべてよし」というのは嘘ですね。でわ、「途中良ければすべてよし」なのかな?これも嘘っぽいな。

 けっきょく、それぞれの時を受け入れて精いっぱい生きるしかないのでしょうね。それが生物としての基本ですから。ズッシーン