4月3日(金)公営か民営か?それが問題だ。

 白っぽい快晴、夕方少し雲でる。6℃~18℃、30%。

 

 裏腹シリーズ:

 この世界のすべての出来事は、塞翁馬的な両面性を持っています。即ち良いことが悪いことの原因になり、またその逆も真なり。これは、善悪は価値観の問題でもあるからです。

 例えば狼の価値観では鹿を殺して食べることは善です。逆に鹿から見ると狼は悪の権化でしょう。すかすですな、猟師が羊を食べる狼は悪だからと全部殺してしまうと、鹿が増えすぎて森林が有れ、結局鹿もホロン部ですよ。

 縷々述べてきたように、この世界はバランスで成り立ちますから、極端にバランスを欠く行動は良くないと言えるでしょう。今回の騒動ではマスクが極端に不足して、なかなか必要に追い付きませんが、これはグローバルな分業の為せるわざだとゆわれます。世界的に需給がひっ迫すると、なかなか供給が回ってこない国も出るわけです。こういう風景を見ると、我が国の食料自給率が心配になってきますね。平時は安くて美味しい食材が世界中から調達できますが、グローバルに食料がひっ迫した場合はどーなるでしょうか?

 また公営というのは競争が無く効率が悪いとして、どんどん民営化してきましたが、民営というのは利潤に基づく市場競争ですから、損してでも公共のために動きません。食料自給率のように、ライフラインを全て民営化すると社会が脆くなります。病院もそのような公共財の一つではないでしょうか?ども。(ICUベッド数の差がコロナ重症者の生命を救うという記事を見て。人工10万人あたりの数。独:30、伊:10、日:5)