3月21日(土)雀始巣(雀が巣作りを始める頃)。悪の考察。

 白っぽい快晴。8℃~21℃、30%。南風やや強し。かっふんやや多し。

 

 性悪説とは:

 資本主義ってのが悪の温床になるのか?それとも人間は本性的に悪なのか?世界中に悪人がはびこってます。でも肉食動物ってのは草食動物にとって本性的に悪なのですから、雑食動物ってのは半分だけ悪なのかな?本来、野生で一生懸命生きてる動物には「悪」なんて倫理的なものは無いんですぅ。人間にしたって悪は相対的なものになりまふ。ゾヨゾヨ

 人間社会の中でみんなが仲良く暮らすための倫理は手段としてはありえます。それに抗う者は倫理的に悪とされます。そういう見地から生物としての本性的悪をどう抑えるかってのが倫理・道徳になります。

 しかし資本主義というのは本質的に欲望の開放ですから、倫理的にはどんどん悪の方に近寄って行き、そのうちに制御が効かなくなります。政権トップから陣笠議員、官僚、企業経営者、街の極道まであらゆる段階で悪がはびこるソドムの巷。

 政府の税金私物化や官僚の公文書改ざん・廃棄は言語同断ですが、企業だって関電のように賄賂キックバック取り放題、金融機関を始め大企業はほとんどが裏帳簿を以って運営されているのは東芝事件は氷山の一角、時には警察・検察まで裏金を握っています。これは人間の本性をもってすれば極当たり前の事。新興諸国の腐敗を見ればこれは明らかな事実です。

 では何をもって社会は成り立つのかっ?それは人間の本性は前述のように悪と見なして、個々人の心構えや正義感に依存するのではなくして、仕組みとしてシステムとして悪が行われないように、行われたらきちんとチェックでき、是正ができるようにしなければなりません。一端そういうシステムができても、根が悪ですから絶えずシステムをメンテナンスしないと、あっという間に悪に飲みつくされてしまいます。なぜなら「悪」にも自分や親族や仲間を大切にするという良い面が多々あるからです。そーでなければ悪ははびこりません。

 最後にゴッドファーザーからの教訓を一言、「真の悪はあたかも仲間のような顔をしてやってくる」と。