4月6日(土)玄鳥至(ツバメが飛来する頃)、生命現象とは。

玉虫備忘録:

 靄った晴れ。11℃~22℃、27%。黄砂がきているらすい。花粉非常に多い。

 都会ではツバメを見ることが大分少なくなりました。それだけ虫が少なくなったのかなぁ?前に夢の島マリーナ近辺で巣を作ってたから、こんど見に行ってこようと思いました。ども。

 

生命現象の普遍性とは:歩くタンパク質。

 運動タンパク質ってのがあってね、これが細胞の中でホントに動き回ってるんすよ。レールの上を二本足でてくてく歩くんす。主なものはダイニン(精子や鞭毛の運動に関係)やキネシン(細胞分裂や細胞内物資輸送に関係)、ミオシン(筋肉収縮などに関係)などがあります。前の2つの歩幅は8nm、後のは36nmです(nmは1/1000ミリメートル)。これらの運動タンパク質はATP(アデノシン3リン酸)という物質をエネルギー源にしています。これらは殆どの生物に共通する機構なんすね。

 この動きには方向性がありますが、時々分子のブラウン運動などで擾乱を受けて反対方向に動いたりもします。DNAの複製、転写、合成の際にも運動タンパク質が活躍しますが、このように本質的にミスが起きるという特徴がありまふ。アルツハイマーや心臓病もこれらの運動タンパク質の不調によるという説もあります。また神経線維の伸長にも大きく関わっており、研究が進めば脊椎損傷の治療にも応用でけるとか。

 ともあれ、生命現象の大本に小さな2足歩行が関わっているなんて、とてもおもすろいですね。生命研究も多様性の追求から、普遍性を求める方向へと転換するかもね♪ワクワク