5月3日(火)生命システム科学がゆらゆらふらふらと立ち上がる




 こんにちは。うす曇り午後から雨。北のち南よりの風。
ライラックの薄紫の花が咲いていた。いいにほい。そう言へば
リラの門(ポルト・ド・リラ)のそばに住んでたことがあっ
たな。パリの空。

















 1つのミスでも止ってしまう厳密な人工システムと違って、
生命システムは「ゆるさ」が特徴であろうかと思われまふ。
しかしその「ゆるさ」が逆に頑強さ(ロバストネス)を担ってい
ると。しかしてその生体制御の本質は、「ゆらぎ」が重要な
働きをしていることが分ってきました。ゆらゆら、ゆらゆら
と揺らぎながら柳のように外乱を受け流すと。


















 筋肉や脳細胞などの働きはタンパク質が重要な働きをしま
すが、それは「ゆらぎ」が支えます。大脳皮質100兆個の
接続点をコンピュータでシミュレートすれば全世界の電力の
何万倍もかかりまふ。しかし人間の脳はたった1ワットで
これを処理してまふ。その理由は「ゆらぎ」なのれすね。


















 ふらふらゆれながら、勘所だけは押さえるといふ精妙さ、
これがミソ。筋肉の各細胞もゆらゆらしながら全体の方向
だけは大まかに揃えるつうことで余裕を持ちながらも強力。
この不思議な「ゆらぎ」を本格的に研究する体制がスパコン
「京」によってようやく整ったですぅ。(あやふく仕分けさ
れそだったですが。)ゆるい生命システムを厳密なディジタル
機器でシミュレートするってのも逆説的でおもすろし。



















 これで生体分子から細胞、臓器までをトータルに研究する
システム生命学が世界に先駆けて花開くかもね。御利益(応
用)は多々あるけど、漏れの一番の興味は「生命とは何か!」
への肉薄ですね。だってご利益は、我々が生きる手段の充実
だけど、「我々は何物だ!」っつうのはその上に位置する
根源的な問ですからねぇ。























 もろいようで、強い。ふらふらしてるけど、目的にかなう。
バカなようで利口。リコウなようで阿呆。決定論と偶然性の混在。
大まかだけれど、精密。こういう生命システムの特徴を調べれ
ば、社会システムにも絶大な影響を及ぼすと期待でけまふ。
















フレーフレーチャチャチャ


















 今日はようつべでイロエロな放射能問題をサーフィンして
たが、ひとつの見解がわだすの中で立ち上がって北。結局、
結論なんてナインですが、感触くらいはマトメて見ようかな?



















ドモ