3月27日(水)桜さくらサクラ。さくらは情緒の源♪

玉虫備忘録:

 くすんだ快晴!7℃~20℃、29%。昼は暖か。午後に入り南寄りの風強し。花粉やや多い。プールだん。

 

サクラ咲く:

 毎年、花見の会を開催するのに、その日程設定に苦労します。桜の開花はその直前の気温だけではなく、前年秋の気温や冬の気温が影響するらしい。脳も無い植物が、どこにどーやって過去の気温変化を記憶しているのか?謎深まる。

 植物は挿し木で増えたり、接ぎ木で増えたり、種で何万年も生きてたり、屋久杉の切り株更新で代々株を引き継いで生きてたり、動物に比べて物凄くしぶとい生き方ですね。動けないから、イロエロな状況に対処でけるように、遺伝子がかなーり多いんですぅ。周りの環境に応じて発現させる遺伝子を調整して、生き延びてきたんすね。

 日本では、桜の園芸品種は200種~600種もあるが、これは野生の基本原種10種とその変種を含めた100種以上の自生種から交配育成されたと言われる。ソメイヨシノは江戸で植木屋のメッカ@染井村で作られたと言ふ。エドヒガンとオオシマザクラの交配種の中で、一番美しいのが「吉野桜」ブランドで全国に売られたんです。だから、全部、この一番美しいミス桜の接ぎ木で増えたクローンなんだって。後に、吉野の山桜と命名が紛らわしいから、「ソメイヨシノ」に変えたようだ。でも、美人薄命なのかな?

 江戸時代は菊や牡丹、あやめや花しょうぶなど多くの花の品種改良が盛んだったんですね。まさに現代で言えば遺伝工学者たる植木職人がたくさんいたんですぅ。このように人為選択が如何に多彩な表現型を作れるかを思えば、膨大な時間を掛けた自然選択でも、物凄く多様な生物を生みだせるような気がしますね。

 さくらは咲き始めの初々しさから満開の豪華絢爛、そして散り際のはかなさ、更に花筏や花畳まで2週間ほど楽しめます。更に、ツウのお宅は南から北まで桜前線の移動に合わせて1か月くらい旅行してさくらを楽しむ猛者もおります。やはし春のサクラと秋の紅葉は、日本人にとっての2大イベントではないでしょうか?ジャン