3月15日(金)文系、理系を統合するルネサンス。

玉虫備忘録:

 晴れのち曇り。4℃~15℃、27%。南寄りの風やや強し。花粉多い。

 

理性とは:

 rational(理性的)はratio(比)を語源としており、ものごとを比較考量する、あるいはある単位を以って計測することから来ている。同じ語源のreasonは理由であり理性とも訳される。分割しそれらを比較することが理性の大本であるとすれば、その反対に唯一絶対なものを信じることが信仰になる。すなわち信仰とは理性の反対側にあります。

 それまでは全ての存在の根拠であり、倫理を基礎づけるものであった「神」が死んでから、世界は二つの基準に分断された。その一つは「人間中心主義」であり、もう一つは「法則」であった。前者は主体性、責任、意思、自由の概念を生じ、人権や人文を重視する。後者は大自然の法則を調べる自然科学や概念の構造物たる数学を生んだ。これが所謂一つの文系と理系のオリジンなのです。

 この双方が現代社会を形作っているが、それぞれが社会システム上の問題(戦争、紛争、犯罪など)やテクノロジーの問題(兵器や環境破壊など)のような理性の壁に突き当たって苦しんでいます。ここは一つ、理性だけではなくして、身体性や情緒(感情)を含めて両者を融合し、自然(世界)と一体化する世界観に戻る必要があるでしょう。すなわち、日本古来の縄文文化へのルネッサンスですね♪