10月17日(水)達人とは些細な気配を感じ取れる者なーり。

 もくもく雲の多い晴れ、ときどき曇り。15℃〜22℃、59%。




 気配とは:風の音にぞおどろかれぬる。

 対詩ってのがあって、2人の詩人が対面して、お互いの気配を感じながら言葉を連ねていく。すると、独りでは為しえないイマジネーションが彷彿するそーだ。日本には連歌という伝統があったから、気配を感じるって良く分かるけど、個人主義な欧米ではかなーり難しい仕業かと感じまふ。季節感などの伏流する現れを、何気ない(普段なら見過ごしてしまうような)微妙なサインから読み取ることが日本文化の源流にはありそーでがんす。

 つうことで、ペア碁つうのを思い出しました。男女二組が交互に碁を打つ囲碁の一種ですが、味方同士で、お互いの意図を察しながら次の手を打つという極めて高度なゲームですぅ。やはし盤面の気配から相手の想いを如何に読み取れるかが、勝負の決め手になるでしょう。アルファ碁などで名人を負かすAI(人工知能)が出てきましたが、このペア碁の一角にAI(人工知能)をもぐり込ませたら、果たして勝負はどーなるでしょうか?盤面の定石や何十万と言う手を学習して、名人を超える使い手になったAIは、果たして盤面から相棒の気配を感じ取ることがでけるのかっ!そこまで出来るようになったら、ヒトを超えたと認るに吝かではあーりまへん。まことに興味深いですねぇ。どもども。