9月22日(土)片雲の風に誘われた男に、誘われるの巻。

 小雨のち晴れ!19℃〜26℃、78%。秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる♪



 四谷方面に進出す:

 高校からの友人たちと会食す。また楽しからずや♪ほとんど海外へは行かず、ドメスティックな人生を送っていた男ありき。ある日突如として、片雲の風に誘われ、そぞろ神の物につきて心を狂はせたり。まさに3日見ざれば括目して見よのたとえなり。

 ここ数年で、スペイン巡礼@サンチャゴ・デ・コンポステーラの旅3度、ライン川歩き下り1回、熊野古道踏破3回、四国お遍路2回とまさに尻の温まる暇も無し!国内にいる時は、辺地の秘湯巡りをしているとか。元々は山岳部にて足腰は強き男なれども、その後は国内に逼塞し、慎ましく暮らしておったが、漂白の思ひはいつむくむくと頭をもたげるか、分からんぞなもし!

 サンチャゴと言ふのはヤコブスペイン語読みとか、蘊蓄をひけらかしておったが、わだすもこりは初めて知った。欧州において、なぜここまで信仰されているかと問えば、スペイン(ひいては欧州)をイスラムから解放したレコンキスタの守護神なのだと。すかす、巡礼を終えた信者が最後に護符をもらう大聖堂では、振り子香炉が有名で、これの起源は汗臭い巡礼者のにほい消しだったそーだ。

 なんでそーなったのん?の疑問に彼、答えるに、「歩き、食べ、飲んで、眠る」の4拍子が、人生を生きる上での基本だと思たんだと。そして、国内、海外の様々な人々と、しがらみ無くして交流できると。ふむ、小金を蓄えたればこんな生き方もあるなぁ♪と感慨深し。お金がなくても托鉢に徹すれば、お遍路はできるかも知れない。わだすも、ちと片雲の風に誘われた夕べですたあああ!ブエン・カミーノ!(よい人生行路を!)



 注)本ブログをお読みいただいている諸君には、前にもこのよーな話しをしたと思われますが、前のはまさに野人にて、バックパックで野宿しながら800kmを踏破した男にて、今回のは150kmくらいを田舎旅館を使って踏破したごく普通の男ですから、こっちのほうが、為になるかもしんないですぅ。ども。