8月20日(月)人生イロエロ、昆虫もイロエロ、アリンコもイロエロ♪

 概ね曇り、午後からしっとり霧雨。21℃〜28℃、61%。ちょっと蒸し蒸し。



 生き方の多様性とは:

 生物つうのは、イロエロと常識破りな生き方をしとるもんだすぅ。寄生、共生、偽装、変態などあらゆる生き方がありまふ。メスがオスに変わったり、オスがメスに変わったりは当たり前で、両方備えているキメラまでありまふ。植物の接ぎ木、挿し木なんてのも不思議ですぅ。自然界ではあんまし、そんなシチュエーションは無いでしょうに、何故か進化で保存されてる不思議な性質?

 その中で、アリやハチは集団でコロニーを作って生活する社会性動物でアリます。普通は(普通ってなんじゃ?)女王を中心にコロニーを作ります。そして、女王以外は、シャカリキに働く2割と、働いたり遊んだりの6割と、まったく働かない2割に分かれまふ。すかす、この分類は生得的なものではなくして、働く2割を取り除くと、残りのあんまし働かないのからまた良く働く2割が出現します。まったく働かない2割を取り除いても、また残りのあんまし働かないのから2割が全く働かなくなって、元の2:6:2の比率に戻るとゆわれます。不思議ですねぇ。どこかで、集団的バランサーが働いている模様!

 と、思てたら日本でもごく普通に見られるアミメアリ(3mmくらいでお腹が丸くテカテカ)の生態が、これまたおもすろい!女王は居なくて、働きアリはみんな子供を産めます。そして全く働かないのと、良く働くのは遺伝的に決まってるらしい。あまり働かない母から生まれたのは、やっぱし働かない。しゃかりきに働く母の子供は一生懸命に働きます。その結果、どーなるか?働かない方はエネルギーが余ってるからどんどん子孫を増やして、働く方は過労死して子供が少ない。その内に働かないのばっかしになって、群れはホロン部という経過をたどりまふ。

 それじゃ今まで残ってるはずないじゃん!と思うのが浅はかさ。実は集団的な寄生つうのをしていて、働かないアリばかりになったら、別の群れに紛れ込んでしまうんすよ。こんな奴らいなくったってイイじゃん!とか思うのはアカサカサカス。どっか分かんない機序にて、群れの強化に役立っているのではアルマイト

 人間社会だって、まったく役に立たなくても、立ちまわりだけが上手くって高給取ってるのもいれば、すごく役に立ってるんだけど貧乏な人もおるけんねぇ。この世界は、表面的な価値判断だけじゃ回らないってことでしょうか?アリリ!




 「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」小町針