1月7日(日)七草の日に、共生を夢見る

 すじ雲の晴れ。1℃〜11℃、25%。七草粥を食す。湾岸には鳥影濃し。

 潜って魚や貝を取るハジロ類以外に、水草などを食べるマガモなどがいた。でも、遠くから立って見ているだけなのに、何気にすすす〜っと遠ざかる。人間に慣れたハトとは一味違う野生のおもむき。





 共生か闘争か:

 生物界が全て生存競争の闘争裡にあるのかっつうとそーでもない。共生関係も結構あるんですねぇ。共生と言ってもイロエロとありまふ。相利共生から片利共生、片害共生、寄生など。でも、これらの切り分けは価値観に関わるので難しいと。特に多細胞生物のばやいは、細菌との共生は見えないけれども、根本的かつ死活的な共生になります。昆虫から人間まで、ほとんどの生物は細菌と共生しています。人間は60兆の細胞と100兆の細菌の共同体とも言えます。細菌がいなければ人間は生きていけないし、人間がいなければ細菌は生きていけません。白アリに至っては、本体と微生物と細菌の三重の共生を営んでいますよ。

 一方、多細胞生物の個体としては、弱肉強食の生存競争が行われているのは確かです。より強いもの、より適応したものしか生き残れないという厳しさよ。しかしアリやハチなど集団で生きようとしたコロニー型生物は、仲間内では分業し助け合います。人間も一人では生きれないから、コロニー型生物に近いと言へるでしょう。万人の万人に対する闘争に陥らないように、社会を作りました。

 このような両面性が人類にも残っていて、ある時は助け合い、またある時は相争うというバランスの中で生きております。最近のポスト・トゥルースの世界では、ナチュラル・ボーン・ライアーが跳梁跋扈しております。すかす、すかす、集団で暮らすときに一番大切なものは何でしょうか。・・・それは、信用なんですね。信用の無いものは社会的に氏んだも同じ。だが、最近は嘘ばっかしついている指導者が増えました。何故なんだぁ?これは短期的な視野で、どっちもどっちに持ち込もうという魂胆以外に、ある世界観が影響しているように見えます。

 即ち、この世界は闘争なんだあああ!という信念です。全て戦いに結び付けて考えるから、騙したり賺したりするのは戦術の内だと、良心の痛みを感じません。戦国武将@真田昌幸のような生き方です。去年のしやわせ学会で昭恵さんの話しを聞いたら、安倍さんは、「政治とは権力闘争だっ!」と思てるそうです。「弱い者に光をあてる弱者救済が政治の本質だあ♪」とは、思てないんですねぇ。ザンネン乍ら。闘いだったら、嘘でも計略でも勝った方が官軍、良心の痛みなど毛ほども感じません。最近、情報戦だとか歴史戦だとかの文言を良く聞きます。陰謀論に近いんですが、こういう考え方だと、嘘ついて相手を騙した方が勝ちだあああ!となるんでしょうか?ゲーリングの言葉、「われわれは攻撃されかかっているのだと煽れば、国民はついて来るのだ。」を思い起こさせます。闘争史観下では、共生主義者は愛国心に欠けると非難されます。アメリカの陰謀だよ、中国の策略さ、いやいや裏にはロシアの暗躍がある、だのの言説はすべて闘争史観に起因すると言っても過言ではないっ!

 70億の人類が共生するには、決して闘争に組せず、お互いの尊重を志向しましょう!そーすれば、我々の体内に住んでる倍以上の細菌たちもしやわせでしょう♪ドヤロカ?