5月7日(月)既に立夏が二日前に過ぎていたので備忘す。バランス思考とは。

 曇り午後から雨。18℃〜22℃、66%。プールだん。




 世界は一見正しそうなことで満ちています:


 作物を食べるスズメは害鳥だから、捕って食べよう!というスローガンでスズメを退治したら、害虫が蔓延り、返って大飢饉になったという中国の例は有名である。イイ事思いついたと、単純に実行すると思わぬ罠にハマります。このばやいのリスクヘッジはやはし、「バランスを考えること」に尽きますね。ども。

 日本でも一時「成果主義」や「格付け主義」が流行りました。F.ウジ通やH.イタチなどが有名です。簡単にノルマが設定できたり、成果が数字で見える業務では多少効果がありましたが、元来仕事というものはそんなに単純ではありませんから、目先に走って中期的な成果が上がらないとか、イノヴェイティブな成果が等閑になるなど、副作用が大きすぎて、その内どこもやらなくなりました。

 と、思てたら、今では大学などの教育・研究機関で成果主義、格付け主義が採用されて、現場の荒廃が進んでいるとか。学問の成果なんて、無駄飯食わせておけば幾らでも出てくるもんなんすよ。そこを締め付けて、すぐに役に立つものとか、数値で指標化なんかしたら、計画経済が廃れたように、イノベーティブな研究もすたれてしまうでしょう。ジャン

 諸君も、一見正しそうな言説には、注意してバランスを考えましょう(副作用をランダムに10も数え上げれれば合格)。