5月6日(日)連休最後の日曜日、専用汎用交流とは。

 晴れ、夕方から雲出る。14℃〜26℃、35%。ゴーヤーを二株植え付ける。プチトメイトウズを袋植えせんと20㍑の土を買ってきた。



 「長い目で見ると、世界を本当に変えるのは、科学者や技術者、そしてアイデアではないでしょうか。政治家たちはやってきて、そして去っていきます。アイデアの命は長く、人類に影響を与え続けます。(クリス・アンダーソン)」




 専用と汎用とは:

 これまで縷々述べてきたように、この概念は交互に入れ替わります。単に機器の問題ではなく、あらゆる局面で応用できる概念です。計算機では、専用から始まり汎用に移行し、また専用になり、それが汎用に移行するといった進化を遂げました。処理効率と応用範囲の拡大の連鎖ですぅ。その芯にはコスト概念が鎮座しております。

 今日、ふと思いついたのは言語表記の問題ですぅ。元々の文字の始まりは、表意文字だったとゆわれておりまふ。ものの形や性質を直に表し、その後それらの組み合わせとして字義を拡大して行きました。すかす、その応用範囲は限定され、自由に拡大できません。特に他の文化圏との交流に際して不便になりました。そこで発明されたのが、表音文字ですね。これは話し言葉を直接表記できますし、異なった文化圏にも浸透しやすいですぅ。

 楔形文字やアルファベットもこのように進化しました。すなわち表意文字は専用で、表音文字は汎用というわけでやんすよ♪漢字文化圏でも、大本の表意文字である漢字から、周辺地域ではイロエロな表音文字が発明されました。大和の仮名文字もその内の一つですね。でも表意文字である漢字を残して、混合文にしたところが、日本凄いっ!でしょうか?機器の中にも、この思想は取り入れられて、汎用機の中のチップは、一部専用にするなど効果を上げております。

 去年の漢字「北」は「喜多」に通じる縁起が良い文字ですが、元々は背中の象形から発したようでやんす。肩甲骨と背骨が薄らと透けて見えませんか?この背から、天子は南面するから背側が北になったとか。敵に背を向けて逃げるから「敗北」でやんすよ。このように表意文字は意味連鎖で、どんどん拡大でける利点がありまふ。明治初期に、欧米文化の移入に際して効果を発揮したのも、辺境にて表意/表音に熟達した大和文化が、自由自在に新しい表意熟語を発明したのは、記憶に新しいところです。これが今でも東アジア文化圏で使用されているのは銘記してもエエでしょう。

 一つの場所に固定されず、自由に行き来するのが、単に物理的なことに留まらず言語分野においても、文化の要諦と言へるでしょう。ジャン