7月8日(日)日本語の特異性について

 
 朝のうち煙雨、午後から晴れ間も出る。25℃前後と過ごしやすしきよし


 お台場に養老ダーリェンを見に行った。13時開演のところを11時から並んでかぶり付きに陣取る。また無駄なことなりしも、楽しからずや♪今日の視聴者は主催者発表によると4,400人を超えたとか。おかげで養老センセもビビってしまってその毒舌は影を潜めNHK解説のごとく大人しい。ねむい、ねむくなった。

 しかし「漫画文化論」は少しおもすろかったですぅ。絵と吹き出しは文字とルビに射影される。漢字文化圏(朝鮮、越南、蒙古、西蔵など)はほとんど全て表音化し象形文字としての漢字を廃絶した。しかるに日本は漢字を残したのみならず、その多様な読み方によりそれを自分のものにしてしまったと。例えば「重」の読み方はどれくらいあるであろうか?ジュウ、チョウ、オモい、カサねる、シゲなど多数。「喝」はカァーツ!からあげぶた(揚豚?)まで多数。日本語はカタカナで全ての外国語や鳴き声なども表記でけるし、アラビア数字やひらがな混じり、アルファベットや顔文字込みでなんでも有りの融通無碍、アバウトの極致で縦書き、横書き、右から左から、それこそ使いたい放題。こんな特異な言語は世界唯一どこにもあーりまへん。その心根が漫画文化を育てたんだと。ふむ、納得でけますたあ♪
 でもその便利さの副作用で、読み書きには達者なれども話すのは苦手って特性が現れ出て、英語は読めるがとんと喋れないっつうのも、何事も裏腹な塞翁が馬。ま、表意、表音の曖昧さを最大限生かして英語は読むのにとどめておきませう!だってYO-!話すんなら下手でもそれで押し通ーせ!てなもんや。
ど、どもども。