7月11日(水)ことばは文化である!どころか人間そのものであーる

 引き続き夏晴れ。今日も真夏日だったかも。あちゅい!


 そうそう養老大人が「昆虫採集のとき便利だから、タイ語を勉強しようと思ったら、母音が40近くあるんであきらめた。」とかゆってますただ。日本語はたった5つなのにねぇ。そー言へば中国語も母音は36個もあったな。タイ語は中国語に近いのかしらん?
 中国語は母音36x子音21で音節としては400余もありまふぞお。それに音の高低の四声が組み合わされば、1400に喃々とする音節が区別でけるでがすよ。比して日本語はボイン5xシイン26で高々100余音節しか区別でけまへんがなもし。タハハハ 更に簡略化が進み今では「ゐ」とか「ゑ」なんか死語になってます。「せい」と読む漢字いくつ書けるのん?とか漢字オタクはよく競争しますよね。それくらい同音の漢字は多いです。漢字本家では日本語音節の14倍もの表現力でもって会話で区別でけますが、日本語では書いたものしか区別がでけません。それで会話では文脈に頼って回りのふいんきを感じ取りながら解釈するしかねーんですぅ。昔は書くのは漢文、読む(詠む?)のはひらがなと分業してました。意味を掴むのは漢字が得意ですが動物の鳴き声など音を表すのは不得手。反して表音語のカナは柔軟性が高いです。文と話は明治後半くらいまで分かれてましたね。「ら抜き言葉」を言葉の乱れなどと騒ぐ御仁もおじゃりまするが、話し言葉では幕末ころから使われてましたぞなもし。プ
 そう言へば英語も母音は19もあったなあ。英文は単語を区切って読みやすくしているが、これがベタにアルファベットを並べたらとても読みにくくなると思います。でも話し言葉では皆繋がってるよね?これも音節の多さとアクセント、イントネーションで区別しているんだからやっぱし日本人には難しい罠。でも英語のネイティブでも、音節の多さでは中国語に負けるから、中国語習得には苦労するそーだ。
参考)シーシーシーシーシーシー、シーシー、シーシーシーシー。
http://livedoor.blogimg.jp/laba_q/imgs/1/2/12bdf918.jpg

「昔むかし施氏といふ詩人が石造りの家に住んでいました。ライオンの新鮮な肉が大好きでした。誓って10頭のライオンを食らわん!施氏はライオンを捜しによく市場にゆきますた。或る日の十時に施氏は偶々そこで10頭のライオンを見つけ、矢を以てこれを頃し、10頭の屍を石の家に運びました。石の家はビショビショに濡れていたので、使用人にそれを拭くように命じました。石の家が拭かれると、施氏は10頭のライオンを食べ始めようとしました。その時彼は初めて10頭のライオンがすべて石であることを識りますたぁ。・・・この謎を解釈せよ!」しーしーしーしー。