7月7日(土)本でもってジットリとした一日


 曇りのち絹雨じっとり、夜には纏まった雨。七夕は雨の特異日かYO−!


 お台場で開催中の東京国際ブックフェアに行ってきた。これはこのところ恒例の七夕行事。生憎の天候で観客やや少なし。今日会った有名人は俵まち、葉祥明、京極夏彦他多数。って、これはサイン本をもろた人ですねィ。まず大切なことはお顔の皺からシミまで、下腹の出具合から靴の埃まで、生活感にあふれたそのお姿でオーラを取り払うことですよ。プ そして会場では、お菓子や景品をもろた店は数知れず。これが現地のご利益。ワハハハ
 京極センセに於かれましては3千人に喃々とする聴衆が集まった講演会にておめもじ。おもた以上のおもすろき人材。これではお笑い界でも生きていけるかもって、相変わらず和服にてのご登壇にて、まさに日本男児ここにありってな風情。バハハハ
 さてその演題は「世界の1/2は書物の中にあーる」と。これには二つの含意があり、前半は哲学的、後半は読書学的な解説で極めて説得力があったが、その場を離れたれば胡散霧消したりけれ。またふとした弾みで再生したらば、備忘せんとす。すんまへん。
 っと、唯一今ここにて思い出したのは、言の葉の変化の正当性なるかな。「今どきの若者は言葉が乱れておーる!」とかおバカな識者はのたまうが、言葉の真骨頂はその変化の中にあるのれすぅ。例えば、「あたらしい」とは元をたどれば「あらたしい」なのれすねィ!「日にあらたに、日々に新たなり」ってのが正当で、こりが言い間違えて「日にあたらしい」なんてのを皆が使えばそりが正当になるってのが言の葉の本性。ドヤドヤドヤ
 そのうち「かだらがだるい」なんてのが正当になるかもね?プゲラ

 その後、八重洲ブックセンターに突撃し、今開催中の古地図フェアにて高価な江戸地図を購入す。これで約半年は楽しめまふ。老若男女の色んなオタクが集う場所にはいつでも拙がおりまふよ。プ 八重洲地下街の居酒屋にて酩酊す。駕籠かき(タクシー)を求めて帰宅。また楽しからずや。夢かうつつか、現かゆめか。でもお台場のブックフェアでは通常20%引き、物によっては70%引きってのがありまふから、高価な本またはたくさんの本をお求めの方は是非立ち寄ってくんろ。明日まで開催。拙は明日も行きますですよ。養老大人の講演もありまふど。ド~~~ン