7月6日(金)植物はエライけど、人間はあんましエラクないと

 くもりのち弱雨しとしと。むっしっし。


 摘芯した後の子蔓からようやく雌花が咲いた。



 植物は動けないだけにイロエロな遺伝的細工がしてありまふ。ウイルスや細菌、微生物や昆虫、動物以外でも他の植物に対する対策もぜんぶ代謝物質で対応します。更に自然環境との戦い。乾燥や高温・低温、塩害や酸化の害、光の強弱など環境ストレスにも適時・的確に産生される植物代謝物(植物ホルモン)で対応します。これらの機序が徐々に明らかにされ、乾燥や寒冷につおい植物を人工的に作り出そうとのプロジェクトがたくさん動きだしました。ちょと功利的かな?
 一方、昨年の原子力事故後の除染に藻類を使役しようとの試みもありまふ。セシウムストロンチウムなどを吸引する藻類を見つけて培養しそれを集光システムで増やして、そこに放射性物質を含んだ水を循環させ、効率よく回収すると。一応試作機はでけたらしいんだけど、量産をどうするかが今後の課題なんだと。
 もともと自然界に存在したウラニウムなどを濃縮して核燃料にしたのなら、如何に拡散して薄く広く自然界に返してやるかが根本的な解決のような気がしますが?藻類使って濃縮して集めたらまたその処分に四苦八苦しそうな悪寒。ま、目先の目障りなブツを取りあえず固めておいて、その処分は後で考えようよ!って先延ばしなのかな?先に延ばしている内に良い案が出るのか、首が回らなくなるのかは、神のみぞ知る。



 しかし経済系の評論家はエネルギーに涎だらだら♪って論調ですが、冷静に考えてみれば国のエネルギーの30%を膨大な金掛けて廃炉にするって、昔の石油ショックの何十倍もの苦痛を国民に与えるってのもホントだと思う。それだけの覚悟があるんなら日本人は立派だなと心から思うです。トイレットペーパー以外にあらゆるものが不足し食べる物にも困っても、みんなが一緒に貧乏になるんなら、「まっ、イイか」の心境じゃね?いや心理的に言っても、みんな一緒ならイイや!ってことは確かにあるんすよ。でも、地震の少ない中国や韓国が原子エネルギーを湯水のように使って金持ちになったら、またぞろ僻むんじゃねーのかな。それだけがシムパイ。人は人、俺はオレってのを貫くのは結構むずかすいことでござんすよと。