1月20日(月)時折熱狂している人を見かけるが、少し頭を冷やしたら?とか思いました。

 概ね曇り、夕方陽ざし。4℃〜10℃、43%。さぶさ厳しい。風邪がほぼ抜けたので、ノルディックヲーキングだん。





 塞翁が馬論:良いものは悪く、悪いものは良い。

 こりは絶対的に良いものや、絶対的に悪いものは無いっつう相対主義の極致でやんすよ。わだすは、この原理は人間世界に普遍的に当てはまる基本法則だと思うちょりもす。ま、良いワルイの比率は、その時々の社会環境に依存して多少変動はしますが。

 だいぶ前に成果主義というのが取りざたされてブームになりまひた。イロエロな組織が「目標管理」なるものを取り入れて、成果を競い合いましたが、その時期と重なるのが日本の「成長なき20年」なんすね。近視眼的な目標や成果に振り回されて、中長期的な施策が等閑(なおざり)にされ、人材育成にも手を抜きがちになりました。また成果絶対ということが重しになって、その後数々の企業不祥事が発生したのは周知の通りです。・・・しかし、まったく目標や成果を無視していいのか?というと、そーではありません。適宜状況変化に合わせて、フレキシブルに変更可能な目標や成果は、事業遂行にとってとても大切だと考えます。


 一時、トヨタ方式として一世を風靡した在庫管理システムにも、その功罪はありました。需要に大きな変動の無い事業では、在庫を極小化することが非常に重要なことで、これが利益にも直結します。しかし事業環境も考えずに、ひたすら在庫を縮減すると、これは販売の機会損失を招くことが良く知られておりまふ。でも今後はIoT(物のインターネット)普及により、自動的に販売機会と在庫がフィッテイングされるようになるでしょう。或る時代の矛盾はイノヴェーションによって止揚されると。


 このような事業運営ばっかしではなく、「塞翁が馬原理」は、人の性格や能力や姿形など、なんにでも適用できる普遍性があります。すべてが裏腹で、良いところが悪く、悪いところが良い、という2面性を持っております。驕る理由もないし、落ち込む必要もないと。これら(驕りや落ち込み)はどちらかの局面にスタックされてしまった時に発生する現象です。

 とか、わだすも時おり思い出しては、自らを鼓舞しないと、目先の現象につい捉まえられてしまうんす。ども。