3月21日(水)春分の日、ぶるぶる

 
 寒雨しとしと、夕方雪混じる。6℃→2℃と単調減少。真冬に戻った?花粉少ない。


 役割が人を作る?・・・これを役人と言ふ(ウソ)。

 人は自ずから、成れるものではない。こう成りたいと思う者になったり、役割としての人格ができたりする。諸君も良くご存知のように、「スタンフォード監獄実験」という事例もありまふぅ。これはスタンフォード大学の心理学教室が行った実験で、大学の地下に模型の刑務所を造り、そこにランダムに集めた被験者を入れる(看守役11人、囚人役10人)。そして時間が経つにつれ、看守役はより看守らしく、囚人役はより囚人らしくなっていったという。リアルに役割を再現させたため、看守は嫌がらせどころか暴力まで振うようになり、囚人役の中には精神錯乱を起こす者も出て、2週間の予定が、牧師や弁護士の介入で6日で中止されたが後遺症がしばらく残ったと言う。結論、1.権力への服従:強い権力を与えられたものと力の弱い者を一緒にすると、歯止めが効かず暴走する。2.非個人化:もともとの性格とは関係なく、役割を与えられただけで、役割の性格になってしまう。コワイデス

 これはミルグラム効果(閉鎖的な状況における権威者の指示に従う人間の心理)の一種とみられている。平凡で家族的な人間でも、状況により不法行為や非人道的な行為を犯してしまうという。ナチスアイヒマンの例が顕著である。つうことで佐川さんも苦学して上級官僚になったが、環境が閉鎖的でトップが権威的だと、遵法感覚が狂ったのかもしれませんねぇ。或る意味。被害者ではあります。官界にもっと自由闊達な空気を!どもども。





 政争ではなく仕組みの問題として:賛同でける意見なので備忘す。

 本件(財務省による公文書改竄事件)に関しては、与党対野党という分節化ではなく、行政府による立法府軽視という視座で問題をとらえる必要がある。国会が国政調査権を発動して超党派の第三者委員会を作り、書き換えが行われた経緯、指揮命令の実態、本件に関与した財務官僚の動機などについて徹底的に調査すべきだ。真相を解明した上で、関係者が応分の責任を取るとともに、実効性のある再発防止メカニズムを構築すべきだ。(佐藤優)・・・感想:極めて正論なんですが、陣笠議員の数の力だけで横車を押されて、このように真っ当な提案は無視されるでしょう(ネガティブな予想)。