12月26日(火)100年後を考えてみたい師走の日。

 快晴!4℃〜12℃、32%。空気が乾いているので、羽田から飛び立ったジェット機が列を作って飛んでいくのが良く分かる。まだ、頭蓋骨内で音が飛び回ってます(でも、別に痛くはないんだから、そのうちに慣れるのかな?人間ってなんでも慣れちゃうから)。





 たまには地球環境問題でも:1万2800年前後の遺跡から最古の栗が発見されたと言う報に接して。


 人類が使うエネルギーの殆どは太陽から貰っていると言っても過言ではないでしょう(地熱など一部地球内部のエネルギーもありますが)。人類は1年間に、太陽が1秒間に放出するエネルギーの0.0001%しか使っていません。そのうち地球に届くエネルギーはほんの僅かなものですが、それでも地球に届いた太陽エネルギーの1時間分で、人類が1年間に使うエネルギー総量が賄えます。太陽エネルギーは風や雨、波など色々と形を変えますが、一番多く使っているのは地下に化石として蓄えられた石炭・石油・天然ガスでしょうか。これら過去の遺産を急速に、激しく使っているから、温暖化や大気汚染などの問題が起きるのです。

 大気汚染は脱硫などの普及で大分少なくなってきましたが、それでも石炭を多用する地域ではPM2.5などが問題になります。一方。CO2による温暖化は、本来化石燃料を使わなければ解決するのですが、そーすると経済が止まってしまい、温暖化以上の惨禍を与えると思われます。国境が無ければ、温暖化の良いところを伸ばせる可能性はあります(シベリアとかカナダのツンドラ地帯を穀倉化できるとか?)。でも気候が激しくなったり、土地が海に沈んだりして難民化した人々を、国境が妨げているのは一つの問題です。

 しかし原理的に考えると、化石燃料が尽きるまで使い切ったとすれば、その分のCO2は必ず発生します。どないせいっちゅうんじゃあああ!・・・1.森林を増やして植物にCO2を固定化させる。2.一部は自然に海洋に溶け込む。3.発電や燃焼の過程で物理的、化学的、または膜分離でCO2を取り出して、地中・海中に固定化する。ってな方法がありますが、1.は増やすどころか減少しつつある、2.は長期間を要する、3.は技術力を要するが、原理的に、それ自体にエネルギーを要する、ってな難題がありまふ。

 ま、中期的にはエネルギーを節約したり、太陽光で直接発電するとかの、その場しのぎは考えられますが、最終的に化石燃料を使い切った時のバランスシートを作って、全体的にどれくらいCO2を固定化するのか?化石燃料以外のエネルギーで人類の総エネルギーをどう供給するのか?の大きな絵が必要だと思います。これこそ正にハッキリと人類100年の計ではないだろうか?・・・ぼくの拙い予想では、AIの発展などで増々膨大なエネルギーを消費するコンピューティング・エネルギーの削減(量子コンピューターなど?)や温度差さえあれば効率よく発電、冷却できるスターリンエンジンの精緻化に研究投資を集中する!くらいかな?あと、材料を工夫してメンテに余りコストの掛からない地熱発電とか。科学技術の活躍する余地はたくさんあると思いまするが、なにしろグローバルに視野が極端に狭くなっているところが残念です。1000年先を考えるのは楽しいですが、100年先を考えるのは、かなーり苦しいでやんすよ。どもども。



 追記:でも大局的に見たら、全太陽エネルギーとか全地球エネルギーの、ほんの一垂れしか使ってない人類が、あれこれ悩んでも蟷螂の斧かも知れません。太陽の活動がほんの少しブレただけで、地球は温暖化にも寒冷化にもなるし、火山が少し活発化すれば、CO2なんてジャカスカ出すしね。でも、時間が経てば必ずフィードバックが掛かってバランスするてのが自然界の常態です。・・・それよりも人類が自滅化しないように仲良くして、1万年も経てば、結構地球全体としてバランスしてるのかも?・・・つうことは、人類にとって急務なのは、破壊的、自滅的な最終兵器の絶滅なのかもしれません。ども。