12月18日(月)時には、心から下品だと感じる人格もあるってことさ。

 晴れ。1℃〜9℃、40%。ウォーキングだん。




 品格とは:

 最近ちょっと流行りぎみな言葉ですが、これは藝術と同じで極めて個人的な価値観が反映します。もっともらしくて格式を重んじるニュアンスがありますが、その実、自分の想いだけを反映していることが多いですぅ。国家の品格、女性の品格、ハケンの品格、親の品格、悪女の品格、セフレの品格、会社の品格、シニアの品格、蕎麦の品格(かけorもり?)とかイロエロとありまふねィ。

 こりはそもそも、「品格」なんぞと言い出すこと自体に品格が皆無つうことでわ?おつにすました生け花の家元とか、号何百万円とかの日本画のセンセを思い起こさせます。最近では、世間を下から眺めて人々を笑わす芸人まで、品格とか言い出す始末。自分を貶めてナンボの太鼓持ちまで、他人をセンスがないなどと貶す末世感!

 そもそも、格闘技のチャンピオンにまで品格とやらを持ち出す、えせ伝統主義者まで現れて、こりはすべて美しい日本を取り戻そう!なんて唱えて、戦中の品格を取り戻そうとする日本のトップの影響かっ?口とんがらせて隣国や難民を差別するアメリカのトップに、果たして品格ありやなしや?そもそも、品や格ってのはなんか封建的なオーラを感じるんですよ。セレブ独占みたいな。ホームレスや貧乏人の品格を論じれるようになれば、それは人間性の本質として、認めてもエエですが、今のところ威張ったオヤジやおほほのおばさまの恰好つけみたいな感じがして、嫌な感じになりまふ。

 とは言え、良寛さんや一休さんのような貧乏禅師、はたまた西行芭蕉のような漂白の詠み人には、一抹の品格を感じるから、あながち頭から否定するような概念でもないようなキモスる。要するに、その概念にどのような個別具体を当てはめるかの問題かも知れませんねぇ。ドッボーン