10月18日(水)寒露五十一候末候:蟋蟀在戸(しつそつこにあり)、虫が戸口で鳴いている。

 晴れのち曇り。12℃〜19℃、56%。予報に反して、けっこう晴れてました。





 生き物の形質とは:みんな違っておもすろい♪

 形質と言うのは、形態や性質の総称なんですぅ。生物の形質はDeNAに刻まれてるとかゆわれてまする。そこに、生まれてからの環境が影響するエピジェネティックスつう修飾も加わります。人間になると更に経験や学習などでも形質は変化します。

 これら形質は単に個体の身体に関するものだけではなくして、個体が外部に働きかける巣や行動にも独特のものが反映されます。蜘蛛のネットや鳥の巣を見ただけでその種類を判別することができます。人間の住居も一種の形質と言えないことはありませんね。むかし東村山にユネスコ村ってエリアがあって、各民族特有の住居がたくさん展示されてました。

 そして個体や創作物の形だけではなく、行動パターンってのも性質の一部だと思われます。個人同定に指紋とか網膜パターンなんかが使われてましたが、最近はDNA照合が盛んです。しかし昔から使われていたのが筆跡ですね。運筆をする運動神経が個人特有で、しかも一生変わらないところから、採用されたんだと思います。

 こういう運動系のパターンを敷衍すると、歩き方とか走り方、座り方、後ろ姿(姿勢?)なども遠くから個人を識別するのに役立ちます。「ああ、あそこでせかせかと足を引きずるように歩いてるのは彼だな!」とか。喋り方や行動の癖などにも、個人が色濃くにじみ出てきます。

 こう考えると、個性って言うのは脳のパターンではないのか?ということが強く推測できます。動物はその特徴が動き方に出ると。すかす植物に関しては、静的な形のバリエーションが種類同定の大きな要素になるでしょう。それに色、匂い、味などは動物、植物共通に種類で違います。

 種の多様性と個体の多様性を何が決めているのか?そんな疑問が湧いてきたので、浅学菲才の身を顧みず、かく考察した次第ですぅ。ど、ども。