10月23日(日)霜降(冬の気配、朝霜が降り始めるころ)、人類の未来を考えてみる。

 晴れのち曇り。16℃〜21℃、64%。




 人類の進化:システム人間科学からの提言

 100万年前のホモエレクトスが火を使い始めてから、道具(テクノロジー?)は原発やコンピュータから宇宙船まで格段の進歩を遂げましたが、人間自体は殆ど進歩していないように見えます。このギャップが、今後災厄をもたらすだろうとの予感が、かなり前から言われ始めました。果たして人類は何時まで存続できるのか1.数百年で自滅!2.巨大隕石が降ってくるまで。3.自分には無関係・無関心、という3っつくらいが考えれるが、大多数は3.でしょうか。ま、運が良ければ太陽が燃え尽きる付近まで、生き延びれますが、そんときは人類の形自体が変わっているでしょうね。

 未だ進化の途上にある人類は、利己的な欲望と共感溢れる人間性がせめぎ合っている狭間にあります。現代は非常に微妙なバランスを辛うじて保っていますが、既に環境破壊や生物大絶滅が始まっています。指数関数的に発展する科学技術の進歩に、人間の心の進化が追い付くのか?見通しは明るくありません。いやむしろ、極めて暗澹としたものかも。

 しかし100万年後の未来から、現代を見つめてみようとのムーブメントがあります。果たして100万年後の子孫は現代をどのように見ているのか?21世紀を境に生物種のほとんどが滅んでしまい、その環境破壊は100万年経った今でも回復していない。当時の人々は目先の事でお互いに奪い合い地球を取り返しできない程、目茶目茶にしてしまった猿だと思うでしょう。そして21世紀に親しみを持つ人は殆どおりません。・・・この猿から抜け出すには、たった今から、未来の人々のことを自分たちのように思う心(遠未来への共感)が大切なんであーる!愛の反対は憎しみではなくして、無関心なんであーる!(byエリ・ヴィーゼル


 生物の進化、遺伝子の発現という見地から見ても、文化は一つのヒトの発現形質なのではないか?という考え方はある。例えば、昆虫や鳥類の巣はそれぞれの種に特有で、巣の形を見れば、何の種かが判別できます。その延長で、生物の発現形質(遺伝子から作られる生物の形や性質)は生身の本体に限られるものではなーい!かっては住居や衣服でそれがどの民族かが分かったように、それらを拡張した文化自体が、ヒトとしての形質といってもエエでしょう。

 つうことから、人類が今後生き延びて行くためには、学術、芸術を含めた広い意味での文化の発展が、人類の進化と言えるのではないかっ!・・・という考えが、A.C.クラークを読んで、ふと立ち上がってきました。

 でも、人間ってこの地球に必要なものなのかな?地球の本心は分からねども、地球に言わせれば、たぶん「いらねー!」と言うような希ガスる。おじゃま虫なんすね、じつのところ。もっともっと地球にも、他人にも優しくならなきゃ、「生きていく価値なーし!」なんてゆわれて、地球さんに火山の大爆発でも起こされるかもよ。コワ


 ああ、あと進化という観点では、臓器移植とか脳内転写とかで、クラークとは別の意味で、個体というのが意味を失うかも知れませんね。人種も1万年もすれば混血が進んで一様になってるだろうし、国も1千年も経てば無くなっているかもしれません。100万年→1万年→1千年と近づくほど身近になるけど、より遠い未来を思い描く方が、現在の制約から解き放たれて、より自由な発想ができるような気がします。そーゆー意味では未来学も一定の価値があるのかもね。ドヤロカ?