4月26日(水)よい風呂の日(ゴロあわせ)、くっさー

 曇り。14℃〜19℃、72%。花粉やや多い。南風強く、ずてぃんさが将棋倒れ。

 いや〜♪風呂はよいなあ〜♪・・・とは言えど、風呂を洗うのがめんどいから、最近はシャワーばっかし。週一くらいでスーパー銭湯に遠征!そんときは1時間はたっぷり浸かります。





 今日もお勉強:にほい!

 さて、このところエントリが硬くなってまするが、これ即ち備忘にして一つお許しの程を。本日は嗅覚のお話しでやんす。
 嗅覚は、イロエロな化学物質を検出する五感の中でも最も複雑で原始的な機関とゆわれておりまふ。なにしろ単細胞生物でさえ「走化性」つう、化学物質に反応する性向を持ってますからねィ。微生物から人間まで、ず〜っと繋がってる感覚器官なんですぅ。

 視覚はRGB(赤緑青)三原色の感覚器が三つ、聴覚は音波を検出するのみ、味覚は甘塩苦旨酸の五味、に比べて嗅覚は1万種に及ぶ分子を識別すると言ふ!その為に人は約400種の臭いセンサーを持ってまふ(象には2000種もあるでよ)。このセンサーの組み合わせで1万ものブッシツを検知でけるんだすぅ(象は40万種?)。一般的には、視力聴力を発達させたものは嗅覚が弱いつう法則はあるみたいでやんす。何しろ脳の処理能力は限られてますからねィ。

 にほいは斯くも基本的なので、生体現象のあらゆるところに使われておりやす。食物を捜すための探索行動、天敵から逃れるための忌避行動、同種の異性を求める為の性ホルモン、危険を察知する警報ホルモン、などなどあらゆる所で無意識下で活動しているのが嗅覚でやんすよ!そして、にほいは記憶や感情ともタイトに結びついていることは、諸君も良くご存知のところだすぅ。

 しかして、なぜ嗅覚は高々400種のセンサーで1万種ものにほいを嗅ぎ分けれる(ヒトのばやい)のかっ?・・・ここにも絶妙の機序があったのれすぅ。まず、鼻腔の上の方にある嗅上皮にて受信されたにほいは、脳内に入って嗅球つうところにマップされまふ。この約400種の要素からなる2次元パターンが1万種ものにほいを区別するんですぅ。組み合わせによって複雑性を認識するっつう脳内処理のパターンを踏襲してますね。

 にほいの特徴は、遮断でけないから同じ匂いを嗅いでると感じなくなる臭覚疲労や、味覚(百万分の1検出)に比べて感度がいい(1兆分の1検出)とかの特徴がありますが、何と言っても生存に直接結びついている所でしょうか?ですからにほいは生まれつきの固定ではなくって、柔軟にその好き嫌いを変えれるところですかねぇ。これは虫から魚類から哺乳類に至るまで共通していることですが、匂いの好悪は経験によって変化するってことだすぅ。嫌なにほいも好きになる、好きなにほいも嫌いになる、嫌な人でも好きになる、好きな人でも嫌いになる!これ全て根本的なこと、クリティカルなことには柔軟性があるんだっ!つう原理の証明では無かろうかっ?どもども。