8月25日(木)うけるか受けないかばっかし気にして生きるのは、お笑い芸人。

 白い雲もくもくの夏晴れ。25℃〜32℃、74%。プだん。




 陰謀論

 享(うける)さんの影響を受ける。「戦後史の正体」とか「日米同盟の正体」とかの正体シリーズは、陰謀論じみています。しかし戦後史の首相交代とか、官僚派閥、マスコミ支配、検察(特に特捜)の動き、財界の動向、政治学界の主流、などの事実を具(つぶさ)に見て行くと、明らかに一つの方向性を示しております。即ち対米従属であると。陰謀は後年数々の資料によって明らかにされれば明謀に変異します。しかし、明謀に至らずとも事実をつぶさに調べれば、何らかの恣意性が働いているのを見て取れます。それで具体的に罰を与えるとか、名誉を棄損するということでなければ、推論で十分な確からしさが認められれば、陰謀を語ってもいいような気になりました。ども。

 現に世界の軍事、外交は陰謀→明謀に満ち溢れていますからね。トンキン湾事件とかイラク攻撃理由とか盧溝橋とか。そうそう北朝鮮拉致事件だって、相手が白状するまでは陰謀史観だったですから。ホームズのような明晰な推論で。確からしいものは本に書いてもええでしょう!とはいえ、何度も言うようですが、人間とは合理化を図る生き物ですから、どんな前提でも一貫性があれば、それなりに理屈は付くものだっちゅうことを申し添えましょう。

 しかして戦後史を辿れば、8月15日のポツダム宣言受諾後、正式には9月2日のミズーリ号上の降伏調印にて戦争は終結しました。何しろ無条件ですから、ホントは何でもありで、当時の占領軍は「日本の公用語は英語、日本の裁判は軍事法廷、お金は軍票(ドル)」ちゅう無理難題を押し付けてきた。これを阻止したのが降伏調印者の重光 葵、お蔭で日本人は英語が上手くなりませんでした。残りの大部分の政界、官界、財界の主要人物は国家も国民も何のその、戦犯逃れで対米従属に必死になってました。ハレハレ

 この対米従属から逃れ得る人物、機会はたくさんあったのですが、すべて潰されたのは現代史を見ての通り。石橋湛山から鳩山一郎を経て田中角栄に至るまで死屍累々。吉田茂吉田学校卒業者が主流派を握って今日に至ると。巧妙に張り巡らされた罠は至るところに仕掛けられ、認知的不協和をかもしだす。政治家が篭絡され、それが必然的に官僚に及ぶ。マスコミは正力を始めCIAのコントロール下に収まる。これは米国情報をエサに特ダネを与えて釣り上げると。財界は政府案件商談で釣り上げる(経済同友会など)。検察は特捜部前身たる「隠匿物資摘発グループ」がGHQによって組織された時から米のコントロール下にあり、政治学会は1946年に米により作られたアメリカ学会が東大・京大を牛耳ることとなる。

 つうようながんじがらめの影響が70年も続くものなのか?それは近年、少しでも米国の戦略に逆らう素振りを見せた政治家の末路を見れば明らかであろう。そして日本人の素質も戦前戦後から少しも変っていないと。今のアベ政権に逆らったやつらの末路は極めて厳しいものになるでしょう。自分の職や家族を賭して、自分が正しいと思てることを押し通せる人は極めて少ないし、押し通した人や所(沖縄や福島、原発の地元、はたまたNHK始めメディア関係者などなど)は厳しいお仕置きにあってます。これは戦中と同じ手口。


 しかし享けるさんは、決して諦めてはおりません。「一日の食べ物と、足を伸ばして寝る場所さえあれば、何にも縛られずに自分が正しいと思う生き方はできる」と。「何のために生きるのか?それは保身では無くて実践である。萎縮して地位とカネを保って何のやりがいなのかっ!」と意気軒高。「行動には成功や失敗がある。しかし成功/失敗は二の次で、行動し続けることだけが大切なんですぅ。継続してれば、必ず後を繋ぐものが現われる。結果に捉われるなっ!」つう暑い篤い熱いメッセージが感じれましただ。・・・陰謀論とは、一幅の熱い大河小説のようなものですねィ。・・・すかす、こーゆー生き方は、ある程度能力があるしとしかでけないと感じた方は、永遠にこういう生き方はできないでしょうね。ショボーン