4月3日(火)いわゆる一つの日本衰退の考察。

 朝のうち曇りのち霞晴れ。14℃〜23℃、56%。花粉非常に多い。遠方のビルがかすみがち。あっ、風邪が抜けて、久しぶりにプールだん。





 貧すれば鈍すとは:

 似たようだが、かなーり違う格言に「金持ち喧嘩せず」ってのもあるな。貧するとどーしても考えが狭くなって、すぐに喧嘩してみたり、能率・効率一辺倒になりがちです。すると余裕が無くなって、考えも鈍ってくると。本業が順調なうちに、自由にやりたいことをやらせてみる余裕があると、そこから将来を托せる新事業が立ち上がることは、しばしばあります。もちろん立ち上がらないことも多々ありますが、それでも明るい気分は醸成できます。車を運転する人は良くご存知のように、ハンドルに遊びが無ければ、運転者はかなーり緊張しますよっと。それに、上手く運転できません。

 停滞の10年とか言ってる内に、停滞の20年になり、更に停滞の30年を窺う風潮が、停滞を作ったともいえます。社会全体が停滞感で萎縮して、それが更に停滞を引き起こしていたのが、逆説のようですがこの30年だすぅ。企業では、今儲かってるものにしか注力しないで、成果主義で目先の判断しかしなかったと。官庁も無駄な事にはお金を回さず、未来の芽に水をあげなかったと。どんなに苦しくても、先のことに投資しないのはジリ貧の構図だと、「米百俵」でも言ってなかったっけ?

 特に先の事を考えるうえで重要なのは、学術、藝術への投資ですね。これらを目先のことだけ考えて、政府や官僚が差配するのは滅亡への道!政治家は選挙のことしか考えないし(いや今の政治家だけですが)、官僚は自分の立場しか考えない(いや今の官僚のことですが)。このような状況下で彼らに学問、芸術の優先順位を付けさせたのが失敗の元。分からん者が分からんまま、自分の利益で予算配分する悲劇!それで日本の学術、藝術は衰退の一途をたどりつつあります。これホント!・・・まさにはっきりと申し上げると、餅は餅屋に任せるに如かずと!ども。

 学者や芸術家に国家の予算の使い方を任せたら、トンデモナイことになりますよー?ってな、危惧を抱く諸氏もおるとは思います。もちろん無駄は生じるでしょう。民間程効率は良くないかも知れません。でも、官僚や政治家に任せるほどひどくはなりません。キッパリ!・・・自然界で効率的に社会生活を営んでいるアリやハチを見て見れ。しゃかりきに働いてるのはたった2割、後の6割は適当に働いているし、最後の2割なんぞは全く働きません!・・・このような余裕のある生き方が、大自然の厳しい環境に最もフィットして、進化のふるいを生き延びてきたんですぅ。そこんとこヨロピコ♪どもども。