6月29日(水)1回も炎上したこたねーですが、たまに暴言吐かれると頭にくる。

 概ね曇り、時折弱雨。20℃〜23℃、88%。ふと気づいたら、クチナシの花が終わりかけてた。鼻が鈍ったのかなぁ。






 ネットの経済学的分析とは:

 慶大の経済学准教授田中辰雄氏がネットの影響について分析していた。

 インターネットはもともとARPAネットという学術情報交換が元だったので、あんまし制約がなく発信力が非常に強いという特徴があった。それが一般参加により発信力の乱用という現象を惹起し、「炎上」が多発するようになってしまった。炎上には社会正義のチェックという良い面はあるが、近年中庸な意見の萎縮という悪い面も顕在化していると。

 4万人位のサンプル調査により、炎上の実態が明らかになってきた。炎上参加者の実態は、高々0・5%前後のコアな書き込み者が主導していると。しかも1つの炎上に50回以上書き込むリピーターは一桁の人数しかいません。このような人々の特徴を分析すると、正義感が強く社会に貢献したいという意欲が強いという特徴がありました。

 しかしその深層心理では、・世の中は根本的に間違っている、・自分は理解されていない、・ずるい奴がのさばっている、・努力は報われない、・自分の意見を主張して相手を言い負かす、・悪い人は社会から退場すべきだ、・これまでに自分を陥れた人がいる、など少し特殊な考えの人が多かったという。

 そしてその対策は?1.書き込みは身元のハッキリしているメンバーのみで、、、読むのは誰でもできるサロン型のソーシャル・ネット、2.言葉遣いやネットマナーの普及などの啓蒙活動が大切だとか当たり障りなし。個人の情報発信力が強すぎるのが原因だから、極めて悪質な発信者情報開示の簡略化も必要だと思いますが、この辺は表現の自由との兼ね合いも大きい。

 自由の乱用が返って自由を阻害するってな状況もありまふから、表現の自由に関しても議論の余地があると思いますです。でもこれも行き過ぎると言論統制社会に嵌りこむからなぁ。・・・とか、ぐだぐだ考えるフェーズが今なんじゃあああああ!ど、どもども。





 追記:

 すかす、この分析を信じるとしたら、少数者によるネット世論の誘導っつうのも、簡単に出来てしまうっつうことなのかなぁ?・・・ただし炎上がネット内に閉じている内は、たいした影響はないという分析もあります。リツイートまとめサイトによる拡散が炎上を顕在化させ、さらにマスコミがこれを取り上げると、一気にポジティブ・ループが加速されるんです。取材力、批判力、裏取り力の衰えたマスコミの罪も大きいと言えるでしょう。