6月28日(火)炎上の陰には、必ずそれに油を差すものが居るのだっ!

 午前中まとまった雨、のち曇り。 23℃〜17℃〜21℃、88%。

 今日はミッドタウンに進出す。ニュー・アートのエミール・ガレ展をやっているんす。ちょっとスノッブふいんきだすぅ。すかす、「新しい」って言葉は世紀を隔てて誰でも使いたがりますが、一番古い橋が新橋とかポンヌフとか言われるようになるんは必定。こういう名前は、想像力の欠如の記念碑ですかねぇ?トホホ



 民意と憲法の解釈を変える手口とは:

 民意と一口に言いますが、これにも結構スペクトラムがあるんすねィ。大きく分けると輿論(よろん)と世論(せろん)になります。前者はpublic opinionといって議論によって盛り上がる意見ですが、後者はpopuler sentimentsという感情的な反応ですね。BREXITは典型的な感情反応だと思われます。感情反応の特徴は、後で考えると利点があんまりないことですね。

 それに今回は党利党略や党内争いもあって、すべてのリーダーが目先の闘争にはまってしもたことだすぅ。一部ではEUに350億ポンドも上納しているなどとのデマカセが罷り通ったところもありまふ。これはミンスが政権を握った折の、政府の隠し財産を使えば福祉は完璧!などのデマとも共通します。

 戦前の日本でも党略に走った余り、パンドラの箱を開けてしまった例があると言ひまふ。宇宙人の祖父たる鳩山一郎氏が政敵浜口内閣を攻撃するため明治憲法の欠陥たる「統帥権干犯問題」を持ち出したことによりこれが表面化し、軍部の独走を招いてしまいました。こと志と違って、そのご浜口や政敵の犬養も右翼や軍部に頃されてしまいました。しかし明治憲法下では内閣は軍部に干渉できないことになり、軍部独走が始まったのれすぅ。解釈の変更、畏るべしっ!