11月3日(火)文化の日。

 一転、快晴。12℃〜21℃、43%。爽やかな秋晴れ♪

 ブンカブンカ、ドンドン♪ブンカ、ドンドン♪散切り頭を叩いてみれば、文明開化の音がする♪




 維新とは:

 西欧先進諸国に追いつくには、全ての旧文化を悪として切り捨てるしかなかったと。ここまでは分かる。しかし150年近く経過した今、日本の原点を見直してみたらどーでしょうかっ!藩主を追い出し、武士の刀を奪うには旧名は邪魔になる。ここまでは分かる。しかし150年近く経過した今、地名は元に戻したらどーでしょうかっ!武蔵の国とか相模、甲斐、信濃尾張筑前とか情緒あるだしょ?都内でも消えた地名がいっぱいあるしね。ショボーン





 風を追うなとはっ!

 もともと10月18日で終わってた展覧会が、ご好評に答えて順延された期限が今日までだった。Chin↑Pom発案の福島第一原発付近の帰宅困難地域で行われている展覧会ですぅ。でも、そこは入れないから、未来に向けたタイムカプセルのように封印されていまふ。そこで男気(女気?)を出したワタリウム美術館(外苑前)が出店(サテライト展)を出しました。このワタリウムではChin↑Pom関係の展示をよくやっていて、わだすもよく行くんです。Chin↑Pomはご存知のように、渋谷の壁画(岡本太郎)の横に福島原発の絵を張り付けて、世間を騒がせたように社会派の藝術集団です。

 今回は海外からの参加者を含めて、12グループが参加した国際展ですが、実際に現地で鑑賞でけるのは何時になるか分からない。噂によれば、かなーりインパクトのある作品が地元住民の屋敷を借りて展示されているとか。その場所も地域も、作品自体も現時点では公開されていません。がっ、現地のビジター・センターまで行ければその概要は分かります。すかす、その現地にも入れない現状では、ここ外苑の地にてノン・ビジター・センターを開設するしかなかんべー!との主旨ですた。

 いやー、ワタリウムに入ってみれば、そのふいんきはヒシヒシと伝わってきますねィ。なにしろ現地の色んな所にに設置されたリアルタイムのライブ映像が、たくさん展示されてんですぅ。それから各作家の作品の胆が、ホンの一部覗けるようになっていてイマジネーションを膨らませてくれます。Chin↑Pomと海外の作者が、作品への思いを語ったビデオ映像(園子温)も放映されてまふ。3.11から既に4年半が経過して、ワタシの中でも風化が激しい、忘れてはならない記憶の数々。これらが走馬灯のように思い起こされる、極めて厳しくも身の引き締まる体験になりました。

 「風を追うな(Don't Follow the Wind)」とは何か?そこにはイロエロな解釈がでける多義性が存在します。あのとき、北西の風を追ってはならなかった。むしろ南に逃げた方が良かったのでは?という痛切な反省から、風評や風潮をいたずらに追ってはならない!つう教訓や、いたずらに風化させたはならないっ!つう叱咤や、世間や流行に流されてはいくないつう現状や、昨今の原発推進体制をフォローしてはなりませんつう政治的発信まで、いか様にも取れるのが藝術ってところでしょうか?われら生活人は、いつも常に悲惨な現状や人々に気を向けるわけには行きません。しかし、芸術には、それができるんだっ!と言ふ強い志向を感じて、思わず涙が零れそうになった次第です。放射性物質半減期ってけっこう長いんですよ。なかには数万年単位のものもありまふ。たった4年で風化させては、故郷を追われた人々に言い訳ができるのかっ!・・・と我が身と共に、現政権を担う人々にも言いたいのだ。