11月4日(水)紅葉の季節、煌びやかなれども寂しかりけり

 今日も快晴♪10℃〜20℃、52%。昼間は暖か♪
 山へ行かなくっても、都会のあちこちで紅葉が見れまする。桜の葉や柿の葉、イチョウや蔦など。公園に行けばいろはもみじやカエデの葉、ナナカマド、ニシキギナンテンケヤキやブナなど落葉樹はみんな最後が美しい♪





 人の世も、さてこの辺で一休み:仏教の風化を押し止めるものはだれか?

 招待券をもろたので「一休展」に行って見た、上野毛五島美術館一休さんは頓知小僧のように思われてますが、その実態は権威に、あらゆる権威に反抗する反骨の禅師なんですぅ。でも天皇のご落胤なんだって。ぷ

 「煩悩の路より 悟りの路へ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け」と叫びつつ、詩、書画、歌の自由奔放、奇行の生活を送ったといふ。仏教を超越したメタの見地に入ったと思われる。本展では、その書画や賛、墨跡や詩集などが公開されている。肖像は八の字眉毛のとぼけたお顔で、その筆跡は激しさと共に、ぷっと噴き出す面白さがありまふ。その人柄が肖像にも詩歌にも墨跡にも現れていて、こがいなじじいと暮らせたらさぞかし楽しいだろうな♪との感慨を持ちました。何しろ、飲酒、肉食、女犯など破戒しながらも、その本性は仏教の真髄を悟ってるんだからねィ。つまり諸行無常、全ての本質は無であると。でも生きてる内は、生を楽しむと。そして「死にとうない」と言って、88歳で氏んでいきました。これも正直。なんか中島ギドーさんを思い出したぞよ。ぷっ

 夕闇が迫る頃、等々力の河岸段丘を利用して作られた、五島美術館の庭園から黒富士を眺めつつ、この世の全ての奇人変人に思いを馳せつつ、瞑目したのでしたぁ〜。ナムナム