7月10日(金)現状に逼塞感充溢したるときには、膨大なる過去に飛ぶ。生命大躍進!

 久しぶりの晴れ間。18℃〜28℃、61%。





 生命40億年の歴史:

 我、上野方面に進出す。「生命大躍進」展を見る。40億年を2時間に短縮するスペクタクル。生命進化の歴史を化石とDNAで探る旅。おもすろかったぁ♪まず37億年前の生物の痕跡を示す岩石が展示されている。これは炭素の同位体が黒い層を作っている地層で、イロエロな分析で生命の痕跡であるとされた。その時すでに地層を成すほど微生物がいたのだから、実際の生命発生は40億年前だろうと推測されていまふ。それから一気に35億年が経過して、5億年前に至る。その間、原核微生物から真核微生物(DNAが細胞核で覆われる)へ、単細胞から多細胞へと進化は続くよ何処までも。そしてカンブリア大爆発を起こすのだすぅ。こりは火山や隕石が爆発したのではなく、イロエロな形のイロエロな生物が一気に爆発するように湧き出したのですぅ♪この中には脊椎動物の祖先ピカイアも含まれます。これらは頁岩の剥離面に染みついた垢のような痕跡から再構成するのですが、古生物学者のイマジネーションには頭が下がります。脊髄とか目とか色まで分かっちゃうんですから!

 生命の誕生、目の誕生、海から陸上へ、哺乳類と母の愛、知性の誕生、など大きな進化のイベントを中心に展示が構成されていて、とても分かり易いですぅ。しかもこれら進化の道筋が分子生物学やDNA上の痕跡からも裏付けられまふ。再現性、再検証性の少ない進化論の制約の中、タイムカプセルたる化石と、進化の痕跡たるDNA分析をもって推論してるから、まるで推理小説のようにおもすろい。特に今回の展示は、世界中から進化のエポックメイキングとなる実物化石を集めているですから、その分野のオタクには垂涎の品々。どんな分野でもそーですが、この生命進化分野でも若者から老人まで一見してそれと分かる進化オタクが沢山いて、目を輝かせてメモを取ったり、化石の写真を撮ったりしてるから、日本人らしいなぁ!と思いました。戦争オタクや差別オタクよりかよっぽどイイ趣味だとは思いまするが。ぷ

 その後、池之端の「六龍鉱泉」にて汗を流し、根津にてビールで乾杯後散会す。嗚呼、充実した日なりき。すかす生命ってふっしぎだな〜?