5月26日(火)紅花榮(ベニバナがさかんに咲くころ)、戯画を見る

 晴れ。17℃〜31℃。早くも真夏日なり。ポカポカ





 

 三度目の正直:って、何が正直なのかな?

 前回、2度も上野の山攻略戦に失敗した反省を基に、十分な準備を整えて朝駆けを挙行すっ!まづ百円ショップでとても軽い折り畳み椅子を購入。ペットボトルとおむすびをお腰に付け、切符は事前にネットで入手す。面白くてアッと言う間に時間が経ってしまう文庫本も持参し、勇んで出発致したり。

 0800(ゼロハチゼロゼロ)時に正門付近に到達す。既に寄せ手は百名ほど手ぐすねを引き待ち構えたり。門番に聞きたれば、開門は0830也。しばし椅子に腰かけて本を読む。アッと言ふ間に時は過ぎ、開門なれば我ら同志は一気に本丸(平成館)に迫れり!ここで60分待ちと思いきや、敵はこの攻勢を持ちこたえられずに、僅か45分で陥落セリ(って、15分早く入れてくれたんす♪)。この間、兵糧は消費されたり♪

 城内は既に我勝ちの先陣争いにて、皆のもの甲巻の陣に押し寄せたり。ここで約15分待ちにて武運ツキまくりで、敵(絵画)のみしるしを上げたり。祝着なり、祝着なり♪トータル90分の攻城戦なーり♪


 すかす、このような線画は写真のパネルで見たって変わらんだろ?と思うのは素人の浅はかさ。実物の墨跡をじっと眺むれば、余りの感激に涙が滲んでくるんだすぅ。八百年以上前にこのようなおもすろい絵を描いた、人物の心象がフツフツと湧き上がってくるんですぅ。可愛いし、楽しそうだし、また切ないと。でも鳥獣とか言うけど、カエルが活躍しなければ、ここまで面白い構図にはならなかったんじゃアルマイト。蛙の活躍があってこその鳥獣戯画であって、乙丙丁の評価が一段低いのは、このような理由ではあるまいか?ダハハ

 この後、各所をじっくりと見回って、本館の展示までじっくりと見て、退出する11時に正門で待ち時間カンバンを見つれば、屋外70分、甲巻130分の計200分待ちになっていたんでアール!何事も早起きは一文の得であーる。どもども。


 すかす人間心理ってのは微妙なもんで、これだけ苦労したんだから、この絵が悪いはずがあろうか?いやないっ!つう「苦労したバイアス」が薄らと感じれた一日ですたぁ。





 夜は荏原方面に進出し、タコアシをつまみに旨いビールを飲みました。おくさん初めて見たけど、芸術家風の美人だったのは予想どーり。やっぱしっ!