5月25日(月)人間って、つくづく切ない者なんすねィ

 晴れのち薄曇り。17℃〜25℃。ズスンがドンっと起きたっ!  「新緑の 二尺のびたる ゴーヤの芽 風やはらかに 陽光の降る」(子規をパロる)



 元歌:「くれないの 二尺のびたる 薔薇の芽の 針やはらかに 春雨の降る」

 玉虫の解釈:背伸びをして2尺も伸びてしまい、先端に赤い芽を付けいるが、よくよく見るとそこには威勢よく(しかし実情は、危うげに)柔らかな針(トンガリ)が付いている。それを熱く、しかも優しく見つめている人がいるんだ。







 思い込みシリーズ:逃れ能わざる宿命とは。

 若い頃はマージャンを良くやってました。ま、中の上くらいで、そこそこ強かったんですぅ。その仲間で皆から一目置かれている奴がいました。緊迫した局面で臭い手牌を切って振り込んだ(相手を上がらせてしまった)とき、「やっぱしっ!」と叫ぶんですぅ。それで読みの鋭い男だなぁ♪と皆から尊敬の眼差し。すかす数ヵ月麻雀戦を戦っても、そのしとはちっとも強くないんですねィ。毎月ボロ負け。つうことで、そのうちにそのしとは「やっぱし」というニックネームが付いてしまいましたのだ。ぷ

 既に結果が出てしまった出来事を、過去の時点に立ち戻って、その時はぜってー予測してたんだいっ!と思い込むのを「後知恵バイアス」と申します。こりはかなーり強固な思い込みで、大なり小なり殆どのしとが持ってるとゆわれてまふ。そう彼も彼女も、君もわたしもね。「バカの後知恵」とかゆわれますが、それをそのバカは前から知ってたんだと思い込むわけですぅ。何でだって?それは自分を合理化、正当化したいからに決まってるじゃないですかぁ。しかも無意識的にですねぇ。

 自分の持ってる物を高価だと思いこんだり、得よりか損の方を過大評価したりするのも、同類の誤認識傾向ですねィ。更に動揺してると、この傾向が拡大されるっつうことも実験で確かめられているんだとか。思い込んだら命がけっ!自分の考えは絶対に正しいんだっ!つう絶対主義体制は、端から見ればアホウの繰り言。みなさんも「やっぱしクン」なんてあだ名を付けられないように、せいぜい自戒しましょうね。って、それよりまず隗から始めよ!ダロ?アハハハ